そのためには、自分の棚卸しが必須です。

 自分は今までどういう仕事をしてきたのか。それによってどういう知識や技術が身に付いているのか。特に人より秀でていると思えるところはどこか。それらは、時代の変化にどう対応してきたか。

 そうしたことをできるかぎり客観的に検討し、書き出してみましょう。バイアスをかけずに眺めた時に、明らかに「不足している」分野があれば、1日15分でもいいから勉強していきましょう。

 重要なのは、こうした棚卸しは定期的に行うことです。気が向いた時にやるだけでは、すぐに陳腐化してしまいます。

 例えば、大規模な棚卸しは年末年始などに、それにプラスして毎月末に定期的な見直しを行いましょう。

 これは、将来のあなたのためにとても重要な作業ですから、目の前の仕事に忙殺されて「来月こそやろう」などと後送りしてはなりません。

 手帳やタブレットなど、棚卸しの内容が記録されているものを持って、近くのカフェに30分こもってはどうでしょう。月末のスケジュールに、その30分を必ず入れてしまいましょう。

石田 淳(いしだ・じゅん) 株式会社ウィルPMインターナショナル 代表取締役社長兼最高経営責任者
石田 淳

 米国のビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジ。「行動科学マネジメント」として確立。その実績が認められ、日本で初めて組織行動の安全保持を目的として設立された社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事に就任。グローバル時代に必須のリスクマネジメントやコンプライアンスにも有効な手法と注目され、講演・セミナーなどを精力的に行う。趣味はトライアスロン&マラソン。2012年4月には、世界一過酷なマラソンといわれるサハラ砂漠250kmマラソン、2013年11月に南極100kmマラソン&トライアスロンともに完走を果たす。著書に、『短期間で社員が育つ「行動の教科書」』(ダイヤモンド社)、『40歳を過ぎても「会社に必要とされる人」でいるための学ぶ技術』(日経BP)など多数。

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※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。