この連載でもたびたび指摘してきましたが、こうしたことが日本企業では頻繁に見られ、経営上もマネジメント面でもかえってマイナスに働いています。企業も社員も、「これだけやったんだから」とそこで満足してしまうために、本質的な問題点に気づきにくくなってしまうのです。

 研修で教えられることは、たしかに間違ってはいません。そこでは、「こういう行動をとればいい結果につながる」という具体策を提案されることも多いでしょう。そして、何度かはその行動をとるかもしれません。しかし、たいていの人は飽きるか忘れてしまいます。

 先ほどの登山の話もそうですが、仕事、語学や資格の勉強、ダイエット、健康づくりなど、いい結果を手に入れたければ、そのための行動を続け、習慣にしてしまうことが必要です。

 行動科学マネジメントでは、チェックリストなど簡単なツールを使用したり、金銭ではない報酬を用意したり、環境を変えることによって、望ましい行動を習慣にしていきます。そこでは、モチベーションをあおることも、高いハードルを設定することもしません。

 私自身、40歳を超えてから、健康のためのランニング習慣を行動科学マネジメント理論で身につけました。今では100キロマラソンも完走できるまでになっていますが、最初は20分程度歩くことから始め、徐々に習慣にしていきました。6年前には1キロも走れなかった自分が、今月はアマゾンのジャングル260キロマラソンに挑戦です! イチローも言っているように「とんでもないところに行くには小さいことの積み重ねしかない」のです。

 「続けたいのに続かない」で悩んでいる人たちに向けて、あるいは、研修でいいことを学んだのに、それを結果に結びつけられずにいる人たちに向けて、「行動習慣化セミナー」を開催します。興味のある方は、まずは下記にアクセスしてください。

石田淳氏のセミナー
行動習慣化セミナー 〜研修後の行動習慣化の仕方を伝授〜
【日時】2016年11月25日(金)13:30〜17:00
【会場】都内
石田 淳(いしだ・じゅん) 株式会社ウィルPMインターナショナル 代表取締役社長兼最高経営責任者
石田 淳

 米国のビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジ。「行動科学マネジメント」として確立。その実績が認められ、日本で初めて組織行動の安全保持を目的として設立された社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事に就任。グローバル時代に必須のリスクマネジメントやコンプライアンスにも有効な手法と注目され、講演・セミナーなどを精力的に行う。趣味はトライアスロン&マラソン。2012年4月には、世界一過酷なマラソンといわれるサハラ砂漠250kmマラソン、2013年11月に南極100kmマラソン&トライアスロンともに完走を果たす。著書に、『短期間で社員が育つ「行動の教科書」』(ダイヤモンド社)、『40歳を過ぎても「会社に必要とされる人」でいるための学ぶ技術』(日経BP)など多数。

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※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。