私たちは、理性的に行動しているつもりでも、いつのまにかエビデンスを軽視しています。あなたが部下育成に苦しんでいるとしたら、おそらくエビデンスベースで動けていないのです。

 例えば部下に対して、「顧客目線で商品をアピールしろ」とか、「もっと積極的に報告に来い」などと言っていないでしょうか。「顧客目線」とは、どこにどのように着目することなのか、「もっと積極的に」とは、1日に何回くらいのことなのか具体的に教えているでしょうか。それがなされていないとしたら、あなたはエビデンスのない教育を行っていることになります。

 あなたが新人だった頃を思い出してみてください。勢いだけでエビデンスのないことを言う上司に苦しめられませんでしたか?
「いったい、なんの根拠があって言っているんだよ」
「もっと、具体的に言ってくれなくちゃ、わかんねえよ」

 内心こんなふうに反発を感じたことはありませんか?

 エビデンスベースで動くことは、部下にいらぬ不満を抱かせないだけでなく、あなた自身に確実な結果を与えてくれます。勘や思い込みで動かず、いつでも誰に対しても同じようにエビデンス重視の部下指導を行いましょう。

石田淳氏のセミナー
行動習慣化セミナー 〜研修後の行動習慣化の仕方を伝授〜
【日時】2016年11月25日(金)13:30〜17:00
【会場】都内
石田 淳(いしだ・じゅん) 株式会社ウィルPMインターナショナル 代表取締役社長兼最高経営責任者
石田 淳

 米国のビジネス界で大きな成果を上げる行動分析を基にしたマネジメント手法を日本人に適したものに独自の手法でアレンジ。「行動科学マネジメント」として確立。その実績が認められ、日本で初めて組織行動の安全保持を目的として設立された社団法人組織行動セーフティマネジメント協会代表理事に就任。グローバル時代に必須のリスクマネジメントやコンプライアンスにも有効な手法と注目され、講演・セミナーなどを精力的に行う。趣味はトライアスロン&マラソン。2012年4月には、世界一過酷なマラソンといわれるサハラ砂漠250kmマラソン、2013年11月に南極100kmマラソン&トライアスロンともに完走を果たす。著書に、『短期間で社員が育つ「行動の教科書」』(ダイヤモンド社)、『40歳を過ぎても「会社に必要とされる人」でいるための学ぶ技術』(日経BP)など多数。

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※筆者の会社名および役職は執筆当時のものです。