「論語」の中で国を統率する統治者に対して「其身正、不令而行。其身不正、雖令不従(其の身正しければ、令せずして行はる。其の身正しからざれば、令すと雖(いへど)も従はず)」という言葉があります。つまり、統治者が自分自身の行いを正しくすれば、人々に命令を下さなくても、政治はうまくいくということです。統治者自身の行いが正しくなかったら、たとえ命令をしても、人々は従いません。

 ここの「身正」には、「正直」と「正しいことを行う」の二つの意味合いがあります。人々を指揮する、統率する上位の者は、まず「正直」な性格をもち、そして正しい道を示さなければならないのです。

 このことは今の中国人の「上司観」にも強く影響をしています。上記の四つは全部「人柄」を表現するものです。言い換えれば、正しいことが行える上司が持つべき素質です。その人柄の魅力があってこそ、部下が自主的についていくわけです。

 日系企業の中で、よく日本人管理者から「中国人をマネジメントするのは無理」、「バラバラの中国人を取りまとめるのは難しい」などの不平不満を耳にします。そして、マネジメントが難しい原因は「そもそも文化と価値観が違うから」という考えにたどり着きます。

 確かに、「文化と価値観」の違いは原因になります。しかし、それを乗り越えるために、まず、「領導」としての人柄の魅力を見せたらいかがでしょうか?「属人」性質の強い中国人社員が「一緒に働きたい上司」と思えば、自らついていくはずです。

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