研修だからこそできること

 例えば以下のようなことを達成したければ、集合研修で行うということに意義がありそうです。

●得た知識から、何をどう活用するか、ブレインストーミング
 したり、アイデアや意見交換をしたりすることで、考えを
 発展させ、具体化させる
●知識として得たことを、その場で体験や練習をし、
 活用できるスキルとして落とし込む
●実践した場合、障害になりそうなことを予測し、その対策を
 検討する

 このようなことは、書籍や動画、モバイルラーニングで置き換えることは難しく、集合研修だからこそできることです。これを経て実践に移すことができるという意味では有意義な時間といえるでしょう。

「知識のインプットの先に何を求めるか」を目的に設定する

 企業で行う研修では、知識を得ること自体が目的ではないはずです。ですので、その先に何を求めているかを明確にし、目的として設定しましょう。

 学んだ知識を活用して、何ができるようになってほしいのでしょうか。

 学んだ知識を使って……
●正しい判断をする
●誰かに説明できるようになる
●何かを見分ける
●間違いが起きた時に対応できる
など、知識習得の先に何を求めているかを目的に設定します。

 例えば、以下の目的は、どう変化させるといいでしょうか。
1.新入社員研修で、「社内の各部署の役割を知る」
2.新入社員研修で、「自社のこと(ビジョン、行動指針など)を理解する」
3.コンプライアンス研修で、「◯◯についての正しい知識を得る」

1.新入社員研修で、「社内の各部署の役割を知る」

各部署の役割を理解し、どんな問い合わせはどこの部署にすればいいかが判断できるようになる

各部署の役割を理解し、新製品の開発から発売までのプロセスにおいて、各部署がどのように関わるかを説明できるようになる

2.新入社員研修で、「自社のこと(ビジョン、行動指針など)を理解する」

自社のこと(ビジョン、行動指針など)を理解し、日常のあらゆる場面において、適切な行動を判断し、その行動ができるようになる

自社の強みや企業文化について、後輩に分かりやすく説明ができるようになる

3.コンプライアンス研修で、「◯◯についての正しい知識を得る」

◯◯について正しく理解し、日常のあらゆる場面において、適切な行動を判断し、その行動ができるようになる

◯◯について正しく理解し、報告しなければいけない状況とタイミングを正しく判断できるようになる

 などと言い換えると、具体的な行動が見えてくるのではないでしょうか。