つくば市はインターネット投票の導入を目指す

 熟度の高さ以外で両者に共通するのは、計画内に「グリーンフィールド」(既存市街地ではない未開発地域)を抱えていることだ。

 つくば市の「つくばスーパーサイエンスシティ構想」は、市内に数多くの研究機関を抱える立地特性を生かして、「科学」をキーワードに先進的なまちづくりを進める。「移動・物流」「行政」「医療・健康」「防災・インフラ・防犯」などの分野で、ロボットによる荷物の自動配送やインターネット投票、データ連携による医療サービスなど様々な先端的なサービスに取り組む。首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスのつくば駅前に広がる国家公務員宿舎跡地をグリーンフィールドとして、ここでの実証実験の結果を既存市街地に実装していく考えだ。

「つくばスーパーサイエンスシティ構想」の概要(資料:つくば市)
「つくばスーパーサイエンスシティ構想」の概要(資料:つくば市)
[画像のクリックで拡大表示]
「つくばスーパーサイエンスシティ構想」が実現を目指すサービス(資料:つくば市)
「つくばスーパーサイエンスシティ構想」が実現を目指すサービス(資料:つくば市)
[画像のクリックで拡大表示]

 第3回専門調査会にはつくば市の五十嵐立青市長が出席し、主な規制改革の項目として、「インターネット投票の導入」「パーソナルモビリティの最高速度の緩和」「マイナンバーの利用拡大」について説明した。

 インターネット投票については、2021年に市内の中高一貫校2校の生徒会選挙で主権者教育を兼ねて実証実験を行っており、2年後の市長市議会議員選挙での導入を検討している。さらに、「ロボットの歩道通行に係る道路交通法」「補助金等交付財産の目的外使用手続」「外国人起業家の在留資格」「研究開発施設設備に係る国立大学の土地等の貸付」などの規制緩和についても、各省庁とおおむね合意を得ているという。