全46ページのガイドライン。国交省のサイトからダウンロードできる(資料:国土交通省)

 国土交通省は4月1日、「芝生を活用したまちなか空間の創出ガイドライン」を発表した。地方自治体や民間事業者、地域住民の参考とするため、公共空間における芝生の意義、効果、造成・管理のポイントを解説したものだ。2019年7月に設立した、「まちなか公共空間等における『芝生地の造成・管理』に関する懇談会」(座長:涌井史郎 東京都市大学環境学部特別教授)の議論をもとにまとめた。

 国土交通省は、「居心地が良く歩きたくなるまちなか」を都市政策の重要課題に位置付けており、「芝生・みどりを活用した空間の創出」はその実現策の一つに挙げられている。今回作成したガイドラインでは「1.まちなかに芝生・みどりをツクル効果」として、(1)地域活性化、(2)健康増進、(3)コミュニティ形成、(4)防災機能の向上の4つを挙げ、それぞれについて都市環境改善の効果や事例を示した。

 「2.まちなかの芝生・みどりを持続的にツカウ仕組み」では、持続的に使われる芝生空間をつくるために工夫が必要なの3つのフェーズ(「維持管理体制」「資金確保」「運営」)について具体例を提示。「3.まちなかの芝生・みどりをソダテル技術」は、「目標とする空間の設定」「計画・設計」「日常的な管理・運営」の3段階に分けて、ポイントや指標を示した。「4芝生・みどりを活用してまちづくりにツナゲル事例」では、芝生空間がまちづくりにつながった9つの事例を紹介している。

ガイドラインの構成と概要(資料:国土交通省)
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持続的に使われる芝生空間をつくるために検討すべき要素(資料:国土交通省)
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