総務省が毎年7月に公表している「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」のデータを基に、2014年から2019年の5年間の年少(15歳未満)人口増減率ランキングをお届けする。前年と比較したランキング(人口増減率ランキング2019)では、直近の人口の動きが見て取れる一方、突発的な要因で上位に食い込む自治体が出てくる。これに対し、5年間の増減率を見ることで、長期にわたって人口増加の勢いを維持している自治体を浮き彫りにするのが、このランキングの狙いだ。年少人口増減率ランキングの1位は、和歌山県北山村だった。全国TOP50のほか、人口規模別や都道府県のランキングも併せてお伝えする。

 15歳未満の年少人口の5年間の増減率をランキングした。1位は北山村(増減率66.67%、2019年1月1日現在の総人口436人)、2位は新潟県粟島浦村(同60.87%、351人)、3位は鹿児島県三島村(同44.83%、373人)と、小規模な自治体が上位を占めた。TOP10を見ても、人口1000人未満の自治体が7団体となっている。一方で、東京都中央区が6位に付けているのが目を引く。

 政令指定都市のランキングでは、1位は福岡市、2位は川崎市、3位はさいたま市だった。年少人口が増えたのは、この3団体のみで、以下は減少している。

 「増減数」を基準にしたランキング(TOP50)も掲載している。1位の東京都世田谷区の年少人口増加数は8024人だった。6位の千葉県流山市以外、1位から12位まで東京23区の自治体が占めている。

年少人口増減率ランキング2014-19 全国TOP50
順位
(総人口増減率全国順位)
市区町村
(都道府県)
年少人口
(2019住基)
増減率
(5年間)
増減数
(5年間)
総人口
(2019住基)
1(1,363) 北山村(和歌山県) 40 66.67 16 436
2(245) 粟島浦村(新潟県) 37 60.87 14 351
3(94) 三島村(鹿児島県) 84 44.83 26 373
4(21) 十島村(鹿児島県) 142 43.43 43 689
5(39) 知夫村(島根県) 72 41.18 21 638
6(2) 中央区(東京都) 21,686 40.89 6,294 162,502
7(1,725) 丹波山村(山梨県) 37 37.04 10 559
8(1,059) 北相木村(長野県) 111 37.04 30 771
9(3) 千代田区(東京都) 8,397 32.03 2,037 63,635
10(10) 福津市(福岡県) 10,298 31.74 2,481 64,729
11(69) 利島村(東京都) 61 29.79 14 323
12(16) 港区(東京都) 35,111 24.85 6,989 257,426
13(1,840) 川上村(奈良県) 71 24.56 14 1,422
14(177) 渡嘉敷村(沖縄県) 135 23.85 26 725
15(9) 流山市(千葉県) 29,446 23.39 5,582 190,534
16(8) 中城村(沖縄県) 3,932 23.18 740 21,284
17(4) 新宮町(福岡県) 6,885 22.64 1,271 32,930
18(5) 大阪市西区(大阪府) 12,230 22.15 2,218 99,066
19(6) 大阪市北区(大阪府) 12,801 22.03 2,311 127,346
20(24) つくばみらい市(茨城県) 7,894 19.95 1,313 51,630
21(7) 大阪市中央区(大阪府) 9,834 19.80 1,625 99,872
22(20) 文京区(東京都) 27,264 18.30 4,218 221,489
23(341) 御蔵島村(東京都) 65 18.18 10 317
24(19) 印西市(千葉県) 15,917 16.87 2,298 101,299
25(68) 渋谷区(東京都) 23,424 16.67 3,347 226,594
26(1,444) 西目屋村(青森県) 155 16.54 22 1,369
27(118) 嘉島町(熊本県) 1,577 16.30 221 9,426
28(97) 王寺町(奈良県) 3,470 15.09 455 24,223
29(23) 八重瀬町(沖縄県) 5,905 15.04 772 31,338
30(716) 小菅村(山梨県) 69 15.00 9 719
31(27) 久山町(福岡県) 1,486 14.66 190 8,987
32(35) 品川区(東京都) 45,641 14.32 5,717 394,700
33(12) 大阪市浪速区(大阪府) 5,133 13.46 609 67,415
34(88) 阿久比町(愛知県) 4,864 13.06 562 28,767
35(13) 与那国町(沖縄県) 297 12.93 34 1,716
36(59) 北大東村(沖縄県) 112 12.00 12 591
37(105) 目黒区(東京都) 30,806 11.89 3,274 279,342
38(735) 厚真町(北海道) 567 11.83 60 4,596
39(44) 新宿区(東京都) 30,893 11.50 3,186 346,162
40(26) 大阪市天王寺区(大阪府) 10,653 11.43 1,093 76,759
41(161) 大玉村(福島県) 1,284 11.27 130 8,760
42(1,421) 音威子府村(北海道) 50 11.11 5 763
43(11) 長久手市(愛知県) 10,783 11.00 1,069 58,452
44(28) 南風原町(沖縄県) 8,076 10.51 768 39,348
45(113) 武蔵野市(東京都) 17,345 10.42 1,637 146,399
46(48) 豊島区(東京都) 25,782 10.28 2,403 289,508
47(37) 合志市(熊本県) 11,398 10.09 1,045 62,215
48(128) 名古屋市昭和区(愛知県) 12,956 10.06 1,184 104,492
49(30) さいたま市浦和区(埼玉県) 22,477 10.02 2,047 162,097
50(61) 狛江市(東京都) 9,666 9.89 870 82,481

表の見方とランキング算出方法

  • ■表の見方
    • 人口(2019住基)
      • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成31年1月1日現在)」(総務省)より。表データはすべてこのデータに基づく。
    • 年齢区分
      • 年少人口(15歳未満)
      • 生産年齢人口(15歳以上65歳未満)
      • 老年人口(65歳以上)
    • 増減率
      • 上記の2019年1月1日現在の人口を、「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成26年1月1日現在)」(総務省)に基づく2014年1月1日時点の人口と比較した。計算式は、(2019年1月1日時点の人口数-2014年1月1日時点の人口数)÷2014年1月1日時点の人口数×100
    • 増減数
      • 2019年1月1日時点の人口数-2014年1月1日時点の人口数
  • ■ランキング算出方法
    • 上記の「増減率」を「人口増減率」としてランキング化。政令指定都市は行政区単位で集計した。政令指定都市については、別途参考ランキングを掲載。

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