総務省が毎年7月に公表している「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」のデータを基に、2014年から2019年の5年間の生産年齢(15歳以上65歳未満)人口増減率ランキングをお届けする。前年と比較したランキング(人口増減率ランキング2019)では、直近の人口の動きが見て取れる一方、突発的な要因で上位に食い込む自治体が出てくる。これに対し、5年間の増減率を見ることで、長期にわたって人口増加の勢いを維持している自治体を浮き彫りにするのが、このランキングの狙いだ。生産年齢人口増減率ランキングの1位は、北海道占冠(しむかっぷ)村だった。全国TOP50のほか、人口規模別や都道府県のランキングも併せてお伝えする。

 15歳以上65歳未満の生産年齢人口の増減率をランキングした。1位は占冠村(増減率39.41%)、2位は東京都中央区(同21.60%)、3位は北海道赤井川村(同19.87%)だった。占冠村、中央区は総人口増減率でも全国1位、2位だ。TOP50のうち、人口1万人未満の自治体が8団体あった。

 政令指定都市のランキングでは、1位が川崎市、2位がさいたま市、3位が福岡市だった。生産年齢人口が増えたのは、この3団体と4位の大阪市だけで、そのほかは減少している。

 「増減数」を基準にしたランキング(TOP50)も掲載している。総人口増減率ランキングと同様に、1位から11位まで東京23区の自治体が占めた。東京23区以外でTOP20に入ったのは4団体だった。

生産年齢人口増減率ランキング2014-19 全国TOP50
順位
(総人口増減率全国順位)
市区町村
(都道府県)
生産年齢人口
(2019住基)
増減率
(5年間)
増減数
(5年間)
総人口
(2019住基)
1(1) 占冠村(北海道) 1,093 39.41 309 1,508
2(2) 中央区(東京都) 116,259 21.60 20,654 162,502
3(14) 赤井川村(北海道) 754 19.87 125 1,262
4(3) 千代田区(東京都) 44,251 17.53 6,601 63,635
5(31) 留寿都村(北海道) 1,329 15.26 176 2,047
6(5) 大阪市西区(大阪府) 71,162 14.24 8,869 99,066
7(6) 大阪市北区(大阪府) 90,421 12.90 10,335 127,346
8(7) 大阪市中央区(大阪府) 73,996 12.54 8,245 99,872
9(12) 大阪市浪速区(大阪府) 49,686 11.39 5,082 67,415
10(4) 新宮町(福岡県) 20,199 11.17 2,030 32,930
11(13) 与那国町(沖縄県) 1,048 10.55 100 1,716
12(15) 名古屋市中区(愛知県) 62,901 9.94 5,686 86,653
13(17) ニセコ町(北海道) 3,290 9.56 287 5,298
14(51) 朝日町(三重県) 6,623 9.38 568 10,837
15(9) 流山市(千葉県) 115,918 8.33 8,911 190,534
16(11) 長久手市(愛知県) 38,139 8.11 2,860 58,452
17(18) 福岡市博多区(福岡県) 163,499 7.93 12,007 230,391
18(20) 文京区(東京都) 151,266 7.48 10,533 221,489
19(76) 倶知安町(北海道) 10,838 7.19 727 16,642
20(16) 港区(東京都) 178,531 7.04 11,742 257,426
21(54) 台東区(東京都) 134,975 6.72 8,498 199,292
22(47) 墨田区(東京都) 182,219 6.67 11,396 271,859
23(44) 新宿区(東京都) 247,710 6.58 15,303 346,162
24(25) 川崎市中原区(神奈川県) 180,798 6.57 11,153 254,365
25(48) 豊島区(東京都) 206,216 6.56 12,694 289,508
26(8) 中城村(沖縄県) 13,383 6.40 805 21,284
27(36) 八潮市(埼玉県) 58,682 6.15 3,398 90,876
28(42) 大阪市福島区(大阪府) 50,606 6.13 2,922 74,751
29(32) 戸田市(埼玉県) 96,039 6.01 5,445 139,616
30(35) 品川区(東京都) 267,379 5.82 14,695 394,700
31(30) さいたま市浦和区(埼玉県) 106,332 5.73 5,764 162,097
32(26) 大阪市天王寺区(大阪府) 50,985 5.63 2,716 76,759
33(63) 中野区(東京都) 234,427 5.49 12,210 331,658
34(75) 高浜市(愛知県) 31,815 5.37 1,620 48,579
35(49) 神戸市中央区(兵庫県) 90,193 5.33 4,567 136,596
36(10) 福津市(福岡県) 36,457 5.29 1,832 64,729
37(60) 竹富町(沖縄県) 2,655 5.07 128 4,343
38(70) 川崎市川崎区(神奈川県) 155,009 4.81 7,114 233,525
39(77) 北区(東京都) 227,830 4.70 10,222 351,976
40(22) 滑川町(埼玉県) 11,704 4.69 524 19,038
41(27) 久山町(福岡県) 5,036 4.59 221 8,987
42(71) 大治町(愛知県) 20,656 4.52 894 32,636
43(29) さいたま市緑区(埼玉県) 79,030 4.47 3,381 125,294
44(52) さいたま市南区(埼玉県) 126,940 4.35 5,295 188,854
45(50) 江東区(東京都) 339,939 4.32 14,066 518,479
46(68) 渋谷区(東京都) 160,502 4.24 6,535 226,594
47(92) 横浜市西区(神奈川県) 70,107 4.21 2,833 101,770
48(65) 朝霞市(埼玉県) 93,670 4.21 3,785 140,004
49(46) 粕屋町(福岡県) 30,394 4.20 1,225 47,658
50(39) 知夫村(島根県) 275 4.17 11 638

表の見方とランキング算出方法

  • ■表の見方
    • 人口(2019住基)
      • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成31年1月1日現在)」(総務省)より。表データはすべてこのデータに基づく。
    • 年齢区分
      • 年少人口(15歳未満)
      • 生産年齢人口(15歳以上65歳未満)
      • 老年人口(65歳以上)
    • 増減率
      • 上記の2019年1月1日現在の人口を、「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成26年1月1日現在)」(総務省)に基づく2014年1月1日時点の人口と比較した。計算式は、(2019年1月1日時点の人口数-2014年1月1日時点の人口数)÷2014年1月1日時点の人口数×100
    • 増減数
      • 2019年1月1日時点の人口数-2014年1月1日時点の人口数
  • ■ランキング算出方法
    • 上記の「増減率」を「人口増減率」としてランキング化。政令指定都市は行政区単位で集計した。政令指定都市については、別途参考ランキングを掲載。

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