日経BP 総合研究所が運営するウェブサイト「新・公民連携最前線」は、ビジネスパーソン(有職者=働く世代)を対象に調査を実施し、「シティブランド・ランキング―住みよい街2021―」のランキングをまとめた。全国の20代以上のビジネスパーソン2万4553人が、8分野・39項目について実際に自分が住んでいる自治体の「住みよさ」を評価した。

総合ランキングで1位・関東エリア1位となった東京都千代田区の樋口高顕区長をはじめ、札幌市(北海道・東北エリア1位)の秋元克広市長、野々市市の粟貴章市長(中部エリア1位)、西宮市(近畿エリア1位)の石井登志郎市長、松山市の野志克仁市長(中国・四国エリア1位)、春日市(九州・沖縄エリア1位)の井上澄和市長に、それぞれコメントをいただいた。

千代田区(東京都)――総合1位 関東エリア1位
樋口 高顕 区長

(提供:千代田区)
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 このたびは、ビジネスパーソンからの高い評価をいただき、大変光栄に思います。

 まちはこの20年で大きく変わりました。一時は4万人を切った人口も現在では6万7千人が暮らし、約85万人が働き学んでいます。また、3600万人規模を擁する首都圏の中心として様々な人々が活動しています。

 まちのこうした変貌は、「誰もが心地よく過ごせる空間」へと区や地元企業が街づくりの意義を共有し連携した多くのプロジェクト無しには語ることができません。

 今年5月に改定した「都市計画マスタープラン」の計画が示す都市の将来像も「つながる都心」としています。コロナ禍で人との接触を極力控える生活を強いられる今だからこそ、この千代田区に関わる人々の「つながり」をデザインすることが必要であるとの認識に立ったものです。

 今後も、多彩な人々をつなぎながら、まちの価値を高め、都心生活の質「QOL」を豊かにしてまいりたいと考えています。

札幌市(北海道)――北海道・東北エリア1位
秋元 克広 市長

(提供:札幌市)
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 全国の魅力ある自治体の中から、北海道・東北エリアの住みよい街・1位に選ばれたことを、大変嬉しく思います。また、札幌を高く評価していただいた皆様に御礼申し上げます。

 札幌は、北海道の政治、経済、文化の中心地としての都市機能を持ちながら、豊かな自然に恵まれ、四季の移ろいが鮮明な、自然と都市機能が調和した魅力あふれるまちです。また、年間を通じ、季節ごとのさまざまなイベントや、北海道内各地から集まる新鮮で美味しい食材をいかした食文化などを楽しむことができます。

 札幌市は、2022 年度に市政100 周年を迎えます。今後も、質の高い安定した雇用の創出、子育て世代への支援、福祉の充実など、子どもから高齢者まで多くの方が安心して暮すことができる環境づくりを進め、札幌に住むあらゆる人が明るい未来を描くことができるよう魅力あるまちづくりに取り組んでまいります。

 これからも、札幌の魅力を一層高め、多くの方が行きたくなる・暮らしたくなる「笑顔になれるまちSAPP‿ RO」の実現を進めてまいります。

野々市市(石川県)――中部エリア1位
粟 貴章 市長

(提供:野々市市)
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 このたび、野々市市が住みよい街として、中部エリア1位の評価をいただきましたことを大変光栄に存じます。

 本市は、人口約5万7千人、石川県のほぼ中央に位置し、山・海のない平坦地で、東西4.5km、南北6.7km、面積は13.56km2と石川県内で最も小さな街です。

 コンパクトな街でありますが、金沢工業大学と石川県立大学の2つの大学が立地しており、また、土地区画整理事業によって計画的に街並みが形作られ、にぎわいと活気が生まれています。その一方で、田園をはじめとする豊かな自然環境も多く残り、バランスの取れた都市との調和もまちの魅力と感じています。

 2011年11月11日に、石川県内11番目の市として、単独で市制がスタートし、今年10周年を迎えます。「市民協働」をまちづくりの基本に、住む人が誇りと愛着を持ち、 「いつまでも人生の主役」として輝き続けられる野々市市をこれからも目指してまいりたいと思っております。

西宮市(兵庫県)――近畿エリア1位
石井 登志郎 市長

(提供:西宮市)
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 この度は、西宮市が近畿エリアの住みよい街1位に選ばれましたことを大変光栄に思います。

 本市は兵庫県の南東部に位置し、北は六甲山系の山並み、南には大阪湾を望む豊かな自然に恵まれ、風光明媚な住宅都市として発展してまいりました。六甲山系から湧き出る「宮水(みやみず)」は、酒造りに適した名水として名高く、2020年度に「灘の生一本」として日本遺産に認定された、本市の基幹産業である酒造業に欠かせぬ自然の恵であります。

 こうした自然と調和したまちづくりにあたり、1963年に宣言した「文教住宅都市」の理念に基づき、市民の皆様とともに歩みをすすめてきた結果が、今日の「住みよい街」という評価につながっているものと存じます。

 本市においても今後は高齢化や人口減少が課題となってまいりますが、文教住宅都市の理念の下に、誰もが安心して行き交い、暮らすことのできる活気と魅力にあふれるまちを目指し、さらなるまちづくりを進めてまいります。

松山市(愛媛県)――中国・四国エリア1位
野志 克仁 市長

(提供:松山市)
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 去年に続き、「ビジネスパーソンが考える住み良い街」で中国・四国エリアで1位に選ばれ大変光栄です。

 松山市は、日本最古といわれる「道後温泉」や「松山城」、瀬戸内の多島美、俳句など世界に誇れる宝がたくさんあります。四国最大の人口約51万人が暮らす県庁所在地で、市内中心部はオフィス街や商店街、デパート、官公庁、大学、病院などが集まり、それらを全国で17都市にしかない路面電車がつなぎ、歩いて暮らせるコンパクトシティです。市街地から空港までは車で15分程度、通勤・通学時間は平均20分程度と短く、余暇の時間も長いなど、その暮らしやすさは国内トップレベルです。

 現在、観光施設や繁華街では、感染防止対策を徹底し、お客さまをお迎えするほか、山や海、島といった自然の豊かさを生かし、3密を回避したグリーンツーリズム、市外の企業のサテライトオフィスへの賃料補助など企業誘致にも力をいれています。

 程よく都会、さまざまな魅力が混ざりあった「いい、加減。まつやま」。これからも、暮らす方、働く方、訪れる方、皆さんが笑顔で、幸せを実感できるまちを目指します。

春日市(福岡県)――九州・沖縄エリア1位
井上 澄和 市長

(提供:春日市)
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 昨年に続き、春日市が住みよい街として九州・沖縄エリア1位に選ばれましたことを大変光栄に思います。この調査は、実際にお住まいの方などを対象にしているため、生活者の実感を伴った評価をいただけたものと、誇らしく感じています。

 春日市は、福岡都市圏の南部に位置し、市内を3本の鉄道が走る交通利便性の高い住宅都市です。このうち、西鉄天神大牟田線が、2022年8月に高架化を予定しています。駅舎と駅前広場の整備により、今後さらに利便性と街の賑わいが増すものと期待しています。

 これまで、市民と行政による「協働のまちづくり」を施策の中心に据え、市長自ら全地区公民館に出向き市民と直接意見交換する「出前トーク 市長と語る」を、21年間で700回以上開催してきました。また、協働のまちづくりの一環として、学校・家庭・地域が共に子どもを育てる「コミュニティ・スクール」を全市立小中学校に導入しており、全国的にも高い評価をいただいています。

 今後も、将来都市像「住みよさ実感都市かすが~つながる はぐくむ 支え合う~」の実現を目指して、誰もが住み続けたいと思えるまちづくりを進めてまいります。