自治体別「人口増減率ランキング2020」をお届けする。1位になったのは、3年連続で北海道の占冠(しむかっぷ)村だった。全国TOP50のほか、人口規模別や都道府県別のランキングも併せてお伝えする。

 「人口増減率ランキング2020」は、総務省が2020年8月に公表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2020年1月1日現在)のデータに基づき、2019年1月から12月の1年間の人口増減率をランキング化したものだ。政令指定都市については、行政区単位で掲載した。政令指定都市の人口増減率ランキングについては別途掲載している。

 このランキングは「人口増減数」ではなく「増減率」を基に順位づけしている。人口が増えている比較的規模の小さい自治体を見える化する狙いだ。ただし、昨年は人口1万人未満の14町村がTOP50に入っていたのに対し、今年は占冠村、青ケ島村(東京都)、ニセコ町(北海道)、湯沢町(新潟県)、飛島村(愛知県)の5町村にとどまった。

 19年調査18年調査17年調査16年調査15年調査に続き、6年連続でTOP50に入ったのは下記の9団体だ。

6年連続で50位以内に入った団体(9団体)
流山市(千葉県)/千代田区(東京都)/中央区(東京都)/長久手市(愛知県)/大阪市西区(大阪府)/大阪市北区(大阪府)/福岡市博多区(福岡県)/福津市(福岡県)/中城村(沖縄県)

 なお、19年調査で5年連続TOP50に入っていたのは9団体だったので、それらがすべて20年調査でもTOP50にランクインしたわけだ。これらの市区町村の人口増加基調は定着していると言える。

 また、過去6年のうち5年で50位以内に入っていた団体が、下記の通り9団体あった。

過去6年のうち、5年で50位以内に入った団体(9団体)
ニセコ町(北海道)/つくば市(茨城県)/滑川町(埼玉県)/文京区(東京都)/川崎市中原区(神奈川県)/大阪市天王寺区(大阪府)/大阪市浪速区(大阪府)/大阪市中央区(大阪府)/南風原町(沖縄県)

 次ページには比較のために、「増減数」を基準にしたランキング(TOP50)を掲載した。増減数TOP50に人口5万人未満の自治体は1つも入っておらず、最も少ないのが人口6万5942人の千代田区(東京都)だった。千代田区は増減率ランキングで、19年調査に続き第3位となっている。

 2020年1月1日時点の日本の人口は1億2713万8033人で、前年から30万5530人の減少。2009年をピークに、11年連続で減少している。人口が増えた自治体は、1896団体(政令指定都市は行政区単位で数えた)のうち363団体と、全体の19.1%だった。

人口増減率ランキング2020 全国TOP50
順位
(増減数順位)
市区町村(都道府県) 人口
(2020住基)
増減率 増減数 自然
増減数
社会
増減数
1(270) 占冠村(北海道) 1,613 6.96 105 -6 111
2(354) 青ヶ島村(東京都) 168 5.66 9 1 8
3(36) 千代田区(東京都) 65,942 3.63 2,307 262 2,045
4(4) 中央区(東京都) 168,361 3.61 5,859 1,152 4,707
5(32) 大阪市福島区(大阪府) 77,170 3.24 2,419 164 2,255
6(33) 名古屋市東区(愛知県) 80,235 3.05 2,378 -17 2,395
7(54) 大阪市浪速区(大阪府) 69,259 2.74 1,844 -85 1,929
8(7) 流山市(千葉県) 195,476 2.59 4,942 498 4,444
9(30) 大阪市中央区(大阪府) 102,432 2.56 2,560 337 2,223
10(31) 大阪市西区(大阪府) 101,575 2.53 2,509 487 2,022
11(120) 島本町(大阪府) 31,642 2.43 751 -10 761
12(64) 福津市(福岡県) 66,253 2.35 1,524 10 1,514
13(42) さいたま市西区(埼玉県) 91,968 2.35 2,114 -170 2,284
14(45) 名古屋市中区(愛知県) 88,683 2.34 2,030 46 1,984
15(23) 大阪市北区(大阪府) 130,303 2.32 2,957 416 2,541
16(148) 中城村(沖縄県) 21,762 2.25 478 106 372
17(39) 印西市(千葉県) 103,513 2.19 2,214 65 2,149
18(14) 川崎市幸区(神奈川県) 171,345 2.13 3,573 239 3,334
19(9) 文京区(東京都) 226,114 2.09 4,625 359 4,266
20(62) 大阪市天王寺区(大阪府) 78,321 2.03 1,562 155 1,407
21(270) ニセコ町(北海道) 5,403 1.98 105 -13 118
22(2) 品川区(東京都) 401,704 1.77 7,004 583 6,421
23(87) 長久手市(愛知県) 59,480 1.76 1,028 350 678
24(11) つくば市(茨城県) 237,653 1.64 3,846 535 3,311
25(12) 福岡市博多区(福岡県) 234,062 1.59 3,671 601 3,070
26(20) 台東区(東京都) 202,431 1.58 3,139 -323 3,462
27(60) 横浜市西区(神奈川県) 103,361 1.56 1,591 -24 1,615
28(47) さいたま市緑区(埼玉県) 127,245 1.56 1,951 55 1,896
29(196) 倶知安町(北海道) 16,892 1.50 250 -20 270
30(112) 宮古島市(沖縄県) 55,434 1.48 809 -140 949
31(193) 開成町(神奈川県) 18,005 1.47 261 -20 281
32(34) さいたま市浦和区(埼玉県) 164,449 1.45 2,352 167 2,185
33(27) 福岡市中央区(福岡県) 190,306 1.43 2,683 327 2,356
34(137) 南風原町(沖縄県) 39,909 1.43 561 343 218
35(72) 八潮市(埼玉県) 92,131 1.38 1,255 71 1,184
36(21) 渋谷区(東京都) 229,671 1.36 3,077 439 2,638
37(195) 滑川町(埼玉県) 19,294 1.34 256 23 233
38(86) 木津川市(京都府) 78,223 1.34 1,035 78 957
39(16) 川崎市中原区(神奈川県) 257,775 1.34 3,410 1,282 2,128
40(154) 新宮町(福岡県) 33,368 1.33 438 146 292
41(213) 御代田町(長野県) 15,774 1.32 205 -59 264
42(269) 湯沢町(新潟県) 8,271 1.30 106 -87 193
43(56) 朝霞市(埼玉県) 141,802 1.28 1,798 315 1,483
44(108) 守谷市(茨城県) 68,498 1.28 864 83 781
45(296) 飛島村(愛知県) 4,824 1.26 60 -30 90
46(89) 和光市(埼玉県) 83,810 1.24 1,025 323 702
47(38) さいたま市南区(埼玉県) 191,127 1.20 2,273 474 1,799
48(199) 昭和町(山梨県) 20,470 1.20 243 58 185
49(66) 国分寺市(東京都) 125,170 1.20 1,481 10 1,471
50(134) 高浜市(愛知県) 49,155 1.19 576 29 547

表の見方とランキング算出方法

  • ■表の見方
    • 人口(2020住基)
      • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和2年1月1日現在)」(総務省)より。表データはすべてこのデータに基づく。
    • 増減率
      • 住民基本台帳人口増減数(2019年1月1日より同年12月31日までの集計)÷2019年1月1日時点の人口数(住民票記載ベース)×100
    • 増減数
      • 住民基本台帳人口増減数=住民票記載数-住民票消除数
    • 自然増減数
      • 出生者数-死亡者数
    • 社会増減数
      • (転入者数+その他の住民票記載者数)-(転出者数+その他の住民票消除者数)
      • 注)増減数=自然増減数+社会増減数となる
  • ■ランキング算出方法
    • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(2020年1月1日現在)」(総務省)の人口増減率を「人口増減率」としてランキング化。政令指定都市は行政区単位で集計した。政令指定都市については、別途参考ランキングを掲載。

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