総務省が8月に公表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」を基に、年少(15歳未満)、生産年齢(15歳以上65歳未満)、老年(65歳以上)の3区分による人口増減率ランキングをお届けする。生産年齢人口増減率ランキングの1位は北海道占冠(しむかっぷ)村だった。全国トップ50のほか、人口規模別や都道府県別のランキングも併せてお伝えする。

 15歳以上65歳未満の生産年齢人口の増減率をランキングした。1位は北海道占冠村(増減率9.52%、総人口1613人)、2位は北海道壮瞥町(同4.89%、2517人)、3位は東京都千代田区(同3.83%、6万5942人)。占冠村の生産年齢人口増減率は3年続けて全国トップ。総人口の増減率でも3年連続で全国トップだ。

 年少人口のランキングでは、トップ50のうち総人口1万人未満が29団体を占めていたのに対し、生産年齢人口ではトップ50のうち28団体が総人口5万人以上だった。また、生産年齢人口増減率が3年連続で50位以内に入っているのは以下の21団体で、この中でも総人口5万人以上が15団体を占めた。

3年連続で50位以内に入った団体(21団体)
ニセコ町(北海道)/占冠村(北海道)/八潮市(埼玉県)/滑川町(埼玉県)/流山市(千葉県)/千代田区(東京都)/中央区(東京都)/文京区(東京都)/台東区(東京都)/墨田区(東京都)/横浜市西区(神奈川県)/舟橋村(富山県)/名古屋市中区(愛知県)/長久手市(愛知県)/朝日町(三重県)/大阪市福島区(大阪府)/大阪市西区(大阪府)/大阪市北区(大阪府)/福岡市博多区(福岡県)/福津市(福岡県)/久山町(福岡県)

 政令市では、川崎市(増加率1.04%)を筆頭に、さいたま市、大阪市、福岡市、名古屋市、千葉市、横浜市の7都市で生産年齢人口が増加した。

 次ページには、「増減数」を基準にしたランキング(トップ50)を掲載した。1位は東京都世田谷区(増減数6989人)、2位は東京都練馬区(同5987人)、3位は東京都品川区(同5462人)で、19年調査と同様、トップ10はすべて東京の特別区が占めた。

 2020年1月1日時点の日本の生産年齢人口は7612万2894人で、対前年では37万6934人(0.49%)減少した。調査開始の1994年以降、総人口に占める生産年齢人口の割合が初めて60%を割り込んだ。ただし、生産年齢人口が増えた自治体は1896団体(政令指定都市は行政区単位で数えた)のうち299団体と、18年調査の249団体、19年調査の267団体から増加している。

生産年齢人口増減率ランキング2020 全国TOP50
順位
(総人口増減率
全国順位)
市区町村
(都道府県)
生産年齢人口
(2020住基)
増減率 増減数 総人口
(2020住基)
1(1) 占冠村(北海道) 1,197 9.52 104 1,613
2(289) 壮瞥町(北海道) 1,286 4.89 60 2,517
3(3) 千代田区(東京都) 45,947 3.83 1,696 65,942
4(5) 大阪市福島区(大阪府) 52,534 3.81 1,928 77,170
5(4) 中央区(東京都) 120,504 3.65 4,245 168,361
6(62) 舟橋村(富山県) 2,055 3.47 69 3,161
7(7) 大阪市浪速区(大阪府) 51,397 3.44 1,711 69,259
8(562) 産山村(熊本県) 727 3.41 24 1,512
9(6) 名古屋市東区(愛知県) 52,602 3.41 1,736 80,235
10(29) 倶知安町(北海道) 11,165 3.02 327 16,892
11(577) 喜茂別町(北海道) 1,187 2.95 34 2,201
12(10) 大阪市西区(大阪府) 73,247 2.93 2,085 101,575
13(21) ニセコ町(北海道) 3,386 2.92 96 5,403
14(14) 名古屋市中区(愛知県) 64,733 2.91 1,832 88,683
15(78) 知夫村(島根県) 283 2.91 8 644
16(9) 大阪市中央区(大阪府) 76,113 2.86 2,117 102,432
17(13) さいたま市西区(埼玉県) 55,413 2.84 1,528 91,968
18(15) 大阪市北区(大阪府) 92,891 2.73 2,470 130,303
19(2) 青ヶ島村(東京都) 117 2.63 3 168
20(238) 御蔵島村(東京都) 197 2.60 5 318
21(11) 島本町(大阪府) 18,442 2.60 467 31,642
22(8) 流山市(千葉県) 118,922 2.59 3,004 195,476
23(18) 川崎市幸区(神奈川県) 111,382 2.55 2,766 171,345
24(19) 文京区(東京都) 154,693 2.27 3,427 226,114
25(1,553) 京極町(北海道) 1,617 2.21 35 2,979
26(26) 台東区(東京都) 137,861 2.14 2,886 202,431
27(22) 品川区(東京都) 272,841 2.04 5,462 401,704
28(12) 福津市(福岡県) 37,178 1.98 721 66,253
29(103) 朝日町(三重県) 6,751 1.93 128 10,921
30(64) 川越町(三重県) 10,093 1.90 188 15,226
31(23) 長久手市(愛知県) 38,844 1.85 705 59,480
32(58) 留寿都村(北海道) 1,353 1.81 24 2,070
33(25) 福岡市博多区(福岡県) 166,426 1.79 2,927 234,062
34(27) 横浜市西区(神奈川県) 71,343 1.76 1,236 103,361
35(42) 湯沢町(新潟県) 4,542 1.75 78 8,271
36(1,405) 売木村(長野県) 235 1.73 4 544
37(35) 八潮市(埼玉県) 59,684 1.71 1,002 92,131
38(20) 大阪市天王寺区(大阪府) 51,839 1.68 854 78,321
39(31) 開成町(神奈川県) 10,844 1.63 174 18,005
40(50) 高浜市(愛知県) 32,333 1.63 518 49,155
41(37) 滑川町(埼玉県) 11,887 1.56 183 19,294
42(60) 墨田区(東京都) 185,032 1.54 2,813 274,896
43(24) つくば市(茨城県) 154,691 1.53 2,336 237,653
44(83) 久山町(福岡県) 5,113 1.53 77 9,068
45(30) 宮古島市(沖縄県) 32,485 1.51 482 55,434
46(39) 川崎市中原区(神奈川県) 183,482 1.48 2,684 257,775
47(32) さいたま市浦和区(埼玉県) 107,896 1.47 1,564 164,449
48(54) 大阪市阿倍野区(大阪府) 68,539 1.45 982 110,813
49(45) 飛島村(愛知県) 2,790 1.42 39 4,824
50(36) 渋谷区(東京都) 162,763 1.41 2,261 229,671

表の見方とランキング算出方法

  • ■表の見方
    • 人口(2020住基)
      • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和2年1月1日現在)」(総務省)より。表データはすべてこのデータに基づく。
    • 増減率
      • 住民基本台帳人口増減数(2019年1月1日より同年12月31日までの集計)÷2019年1月1日時点の人口数(住民票記載ベース)×100
    • 増減数
      • 住民基本台帳人口増減数=住民票記載数-住民票消除数
    • 自然増減数
      • 出生者数-死亡者数
    • 社会増減数
      • (転入者数+その他の住民票記載者数)-(転出者数+その他の住民票消除者数)
      • 注)増減数=自然増減数+社会増減数となる
  • ■ランキング算出方法
    • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(2020年1月1日現在)」(総務省)の人口増減率を「人口増減率」としてランキング化。政令指定都市は行政区単位で集計した。政令指定都市については、別途参考ランキングを掲載。

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