総務省が8月に公表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」を基に、年少(15歳未満)、生産年齢(15歳以上65歳未満)、老年(65歳以上)の3区分による人口増減率ランキングをお届けする。老年人口増減率ランキングの1位は沖縄県大宜味(おおぎみ)村だった。全国トップ50のほか、人口規模別や都道府県別のランキングも併せてお伝えする。

 65歳以上の老年人口の増減率をランキングした。1位は沖縄県大宜味村(増減率4.97%、総人口3067人)、2位は沖縄県南風原(はえばる)町(同4.58%、3万9909人)、3位は沖縄県南大東村(同4.51%、1262人)だった。トップ50には沖縄県内の21自治体がランクインし、トップ10の自治体のうち7つを占めている。

 老年人口増減率が3年連続で50位以内に入っているのは以下の22団体。この中でも、半数の11団体が沖縄県内の自治体だ。

3年連続で50位以内に入った団体(22団体)
滝沢市(岩手県)/富谷市(宮城県)/利府町(宮城県)/西郷村(福島県)/守谷市(茨城県)/野木町(栃木県)/玉村町(群馬県)/印西市(千葉県)/栄町(千葉県)/三田市(兵庫県)/新宮町(福岡県)/宜野湾市(沖縄県)/浦添市(沖縄県)/糸満市(沖縄県)/豊見城市(沖縄県)/恩納村(沖縄県)/読谷村(沖縄県)/中城村(沖縄県)/西原町(沖縄県)/与那原町(沖縄県)/南風原町(沖縄県)/八重瀬町(沖縄県)

 政令市では、札幌市(増加率2.11%)を筆頭に、全20都市で老年人口が増加していた。

 次ページには、「増減数」を基準にしたランキング(トップ50)を掲載した。1位は鹿児島県鹿児島市(増減数2918人)、2位は栃木県宇都宮市(同2294人)、3位は東京都八王子市(同2039人)。トップ10をすべて東京都特別区が占めていた生産年齢人口の増減数ランキングとは対照的に、老年人口の増減数トップ50では世田谷区が44位に入っているのみだ。

 2020年1月1日時点の日本の老年人口は3548万6813人で、対前年では30万1572人(0.86%)増加した。老年人口が増えた自治体は1896団体(政令指定都市は行政区単位で数えた)のうち1382団体。ただし、18年調査の1612団体、19年調査の1475団体からは減少している。

老年人口増減率ランキング2020 全国TOP50
順位
(総人口増減率
全国順位)
市区町村
(都道府県)
老年人口
(2020住基)
増減率 増減数 総人口
(2020住基)
1(759) 大宜味村(沖縄県) 1,162 4.97 55 3,067
2(34) 南風原町(沖縄県) 7,262 4.58 318 39,909
3(59) 南大東村(沖縄県) 301 4.51 13 1,262
4(364) 与那国町(沖縄県) 377 4.43 16 1,716
5(17) 印西市(千葉県) 23,289 4.27 954 103,513
6(139) 八重瀬町(沖縄県) 6,727 4.15 268 31,537
7(98) 豊見城市(沖縄県) 12,081 3.96 460 64,953
8(739) 泉崎村(福島県) 1,965 3.91 74 6,443
9(225) 西原町(沖縄県) 7,425 3.80 272 35,451
10(292) 小笠原村(東京都) 417 3.73 15 2,629
11(116) 浦添市(沖縄県) 22,580 3.68 802 115,340
12(370) 富谷市(宮城県) 10,681 3.67 378 52,567
13(152) 宜野座村(沖縄県) 1,461 3.62 51 6,106
14(1,439) 平田村(福島県) 1,925 3.61 67 6,036
15(145) 糸満市(沖縄県) 12,989 3.60 451 62,191
16(44) 守谷市(茨城県) 15,418 3.55 529 68,498
17(491) 利府町(宮城県) 8,287 3.51 281 36,090
18(16) 中城村(沖縄県) 4,107 3.48 138 21,762
19(70) 宜野湾市(沖縄県) 19,153 3.46 640 99,678
20(792) 三田市(兵庫県) 27,571 3.42 913 111,934
21(230) 広野町(福島県) 1,508 3.36 49 4,794
22(89) 与那原町(沖縄県) 3,946 3.35 128 19,982
23(217) うるま市(沖縄県) 27,461 3.25 864 124,457
24(1,154) 栄町(千葉県) 7,716 3.24 242 20,489
25(323) 読谷村(沖縄県) 8,879 3.22 277 41,481
26(40) 新宮町(福岡県) 6,033 3.20 187 33,368
27(677) 今帰仁村(沖縄県) 3,020 3.18 93 9,360
28(61) 神津島村(東京都) 587 3.16 18 1,919
29(341) 大衡村(宮城県) 1,731 3.16 53 5,985
30(121) 南城市(沖縄県) 11,154 3.14 340 44,245
31(266) 恩納村(沖縄県) 2,638 3.13 80 11,064
32(227) 名護市(沖縄県) 13,988 3.13 424 63,389
33(1,016) 天栄村(福島県) 1,947 3.13 59 5,627
34(141) 西郷村(福島県) 4,903 3.11 148 20,291
35(167) 石垣市(沖縄県) 10,655 3.05 315 49,824
36(589) 与論町(鹿児島県) 1,803 3.03 53 5,247
37(364) 山中湖村(山梨県) 1,779 3.01 52 5,817
38(439) 野木町(栃木県) 7,987 2.93 227 25,598
39(52) 札幌市中央区(北海道) 55,772 2.92 1,584 238,198
40(250) 滝沢市(岩手県) 13,721 2.91 388 55,448
41(94) 名取市(宮城県) 17,817 2.88 499 79,197
42(557) 本部町(沖縄県) 4,056 2.84 112 13,191
43(616) 玉村町(群馬県) 9,005 2.82 247 36,334
44(1,159) 階上町(青森県) 4,241 2.81 116 13,404
45(41) 御代田町(長野県) 4,287 2.81 117 15,774
46(338) 上三川町(栃木県) 7,232 2.79 196 31,245
47(1,086) 輪之内町(岐阜県) 2,486 2.77 67 9,664
48(510) 加須市(埼玉県) 32,949 2.77 887 113,043
49(73) 富加町(岐阜県) 1,748 2.76 47 5,769
50(1,093) 益子町(栃木県) 6,995 2.76 188 22,879

表の見方とランキング算出方法

  • ■表の見方
    • 人口(2020住基)
      • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和2年1月1日現在)」(総務省)より。表データはすべてこのデータに基づく。
    • 増減率
      • 住民基本台帳人口増減数(2019年1月1日より同年12月31日までの集計)÷2019年1月1日時点の人口数(住民票記載ベース)×100
    • 増減数
      • 住民基本台帳人口増減数=住民票記載数-住民票消除数
    • 自然増減数
      • 出生者数-死亡者数
    • 社会増減数
      • (転入者数+その他の住民票記載者数)-(転出者数+その他の住民票消除者数)
      • 注)増減数=自然増減数+社会増減数となる
  • ■ランキング算出方法
    • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(2020年1月1日現在)」(総務省)の人口増減率を「人口増減率」としてランキング化。政令指定都市は行政区単位で集計した。政令指定都市については、別途参考ランキングを掲載。

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