総務省が8月に公表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」のデータを基に、2015年から2020年の5年間の年少(15歳未満)人口増減率ランキングをお届けする。前年と比較したランキング(年少人口(15歳未満)増減率ランキング2020)では、直近の人口の動きが見て取れる一方、突発的な要因で上位に食い込む自治体が出てくる。これに対し、5年間の増減率を見ることで、長期にわたって人口増加の勢いを維持している自治体を浮き彫りにするのが、このランキングの狙いだ。年少人口増減率ランキングの1位は、和歌山県北山村だった。全国トップ50のほか、人口規模別や都道府県のランキングも併せてお伝えする。

 15歳未満の年少人口の5年間の増減率をランキングした。1位は北山村(増減率70.83%、2020年1月1日現在の総人口434人)、2位は東京都中央区(同38.43%、16万8361人)、3位は山梨県丹波山(たばやま)村(同36.00%、544人)。比較的小規模な自治体が上位に着けており、トップ20で人口10万人以上なのは6団体だった。

 政令指定都市のランキングでは、1位は福岡市、2位は川崎市、3位はさいたま市だった。年少人口が増えたのはこの3団体のみで、他の17自治体は減少している。

 「増減数」を基準にしたランキング(トップ50)も掲載している。1位は東京都世田谷区だ。5位の千葉県流山市以外、トップ10には東京都の特別区が並ぶ。

 2020年1月1日時点の日本の年少人口は1552万8262人で、2015年に比べて96万3881人(5.84%)減少した。年少人口が増えた自治体は1896団体(政令指定都市は行政区単位で数えた)のうち203団体だった。

年少人口増減率ランキング2015-20 全国TOP50
順位
(総人口増減率全国順位)
市区町村
(都道府県)
年少人口
(2020住基)
増減率
(5年間)
増減数
(5年間)
総人口
(2020住基)
1(1,096) 北山村(和歌山県) 41 70.83 17 434
2(2) 中央区(東京都) 22,912 38.43 6,361 168,361
3(1,617) 丹波山村(山梨県) 34 36.00 9 544
4(20) 知夫村(島根県) 70 34.62 18 644
5(5) 与那国町(沖縄県) 301 34.38 77 1,716
6(10) 福津市(福岡県) 10,802 31.28 2,574 66,253
7(84) 利島村(東京都) 61 29.79 14 322
8(1,201) 北相木村(長野県) 105 29.63 24 746
9(3) 千代田区(東京都) 8,882 27.85 1,935 65,942
10(8) 中城村(沖縄県) 4,106 24.61 811 21,762
11(7) 流山市(千葉県) 30,619 24.53 6,032 195,476
12(191) 十島村(鹿児島県) 146 23.73 28 681
13(6) 大阪市北区(大阪府) 13,190 21.15 2,303 130,303
14(26) 港区(東京都) 35,740 21.07 6,221 260,379
15(485) 小菅村(山梨県) 69 21.05 12 717
16(1,002) 粟島浦村(新潟県) 36 20.00 6 340
17(15) 印西市(千葉県) 16,530 19.73 2,724 103,513
18(4) 大阪市西区(大阪府) 12,458 19.07 1,995 101,575
19(1,880) 川上村(奈良県) 69 18.97 11 1,361
20(45) 御蔵島村(東京都) 63 18.87 10 318
21(19) 文京区(東京都) 28,200 18.53 4,409 226,114
22(12) 大阪市中央区(大阪府) 10,148 18.50 1,584 102,432
23(94) 嘉島町(熊本県) 1,640 17.48 244 9,537
24(60) 渋谷区(東京都) 24,019 15.90 3,295 229,671
25(28) 品川区(東京都) 47,050 15.36 6,265 401,704
26(62) つくばみらい市(茨城県) 7,964 15.22 1,052 51,835
27(23) 久山町(福岡県) 1,481 14.63 189 9,068
28(9) 新宮町(福岡県) 6,881 13.83 836 33,368
29(115) 王寺町(奈良県) 3,496 13.77 423 24,196
30(24) 大阪市天王寺区(大阪府) 11,091 13.61 1,329 78,321
31(42) 八重瀬町(沖縄県) 6,022 13.58 720 31,537
32(927) 厚真町(北海道) 569 13.35 67 4,500
33(1,367) 西目屋村(青森県) 155 13.14 18 1,359
34(109) 渡嘉敷村(沖縄県) 123 12.84 14 711
35(30) 名古屋市東区(愛知県) 9,562 12.23 1,042 80,235
36(17) 大阪市福島区(大阪府) 9,720 12.01 1,042 77,170
37(13) 大阪市浪速区(大阪府) 5,230 11.21 527 69,259
38(675) 三島村(鹿児島県) 80 11.11 8 366
39(50) 新宿区(東京都) 31,163 11.01 3,092 348,452
40(33) 南風原町(沖縄県) 8,207 10.98 812 39,909
41(110) 名古屋市昭和区(愛知県) 13,217 10.77 1,285 105,286
42(99) 目黒区(東京都) 31,288 10.75 3,037 281,474
43(35) さいたま市浦和区(埼玉県) 22,828 9.88 2,052 164,449
44(70) 豊島区(東京都) 26,202 9.76 2,329 290,246
45(175) 阿久比町(愛知県) 4,863 9.60 426 28,698
46(48) 合志市(熊本県) 11,522 9.55 1,004 62,640
47(150) 大玉村(福島県) 1,279 9.50 111 8,787
48(73) 狛江市(東京都) 9,883 9.26 838 83,257
49(82) 南城市(沖縄県) 7,573 9.15 635 44,245
50(80) 杉並区(東京都) 60,158 9.07 5,001 574,118

表の見方とランキング算出方法

  • ■表の見方
    • 人口(2020住基)
      • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和2年1月1日現在)」(総務省)より。表データはすべてこのデータに基づく。
    • 年齢区分
      • 年少人口(15歳未満)
      • 生産年齢人口(15歳以上65歳未満)
      • 老年人口(65歳以上)
    • 増減率
      • 上記の2020年1月1日現在の人口を、「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(平成27年1月1日現在)」(総務省)に基づく2015年1月1日時点の人口と比較した。計算式は、(2020年1月1日時点の人口数-2015年1月1日時点の人口数)÷2015年1月1日時点の人口数×100
    • 増減数
      • 2020年1月1日時点の人口数-2015年1月1日時点の人口数
  • ■ランキング算出方法
    • 上記の「増減率」を「人口増減率」としてランキング化。政令指定都市は行政区単位で集計した。政令指定都市については、別途参考ランキングを掲載。

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