総務省が8月に公表した「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数」(2021年1月1日現在)を基に、年少(15歳未満)、生産年齢(15歳以上65歳未満)、老年(65歳以上)の3区分による人口増減率ランキングをお届けする。老年人口増減率ランキングの1位は東京都青ヶ島村だった。全国TOP50のほか、人口規模別や都道府県別のランキングも併せてお伝えする。

 65歳以上の老年人口の増減率をランキングした。1位は東京都青ヶ島村(増減率13.79%、総人口165人)、2位は神奈川県清川村(同4.74%、2883人)、3位は沖縄県与那原(よなばる)町(同4.56%、2万117人)だった。TOP50には沖縄県内の21団体がランクインし、TOP10のうち6つを占めている。

 老年人口増減率が20年調査19年調査18年調査に続き4年連続で50位以内に入っているのは以下の20団体。この中でも、半数の10団体が沖縄県内の自治体だ。

4年連続で50位以内に入った団体(20団体)
滝沢市(岩手県)/富谷市(宮城県)/利府町(宮城県)/守谷市(茨城県)/野木町(栃木県)/玉村町(群馬県)/印西市(千葉県)/栄町(千葉県)/三田市(兵庫県)/新宮町(福岡県)/宜野湾市(沖縄県)/浦添市(沖縄県)/糸満市(沖縄県)/豊見城市(沖縄県)/読谷村(沖縄県)/中城村(沖縄県)/西原町(沖縄県)/与那原町(沖縄県)/南風原町(沖縄県)/八重瀬町(沖縄県)

 政令市では、福岡市(増加率1.82%)を筆頭に、全20都市で老年人口が増加していた。これは18年調査以降、4年連続だ。

 次ページには、老年人口の「増減数」を基準にしたランキングTOP50を掲載した。1位は鹿児島県鹿児島市(増減数3248人)、2位は大分県大分市(同2594人)、3位は東京都八王子市(同1940人)だった。鹿児島市が老年人口増加数でトップとなるのは4年連続だ。老年人口が前年に比べて1000人以上増えた団体は42あったが、そのうち25団体では総人口が減少。これらの団体では特に高齢化が進んでいる様子がうかがえる。

 2021年1月1日時点の日本の老年人口は3576万8503人で、対前年では28万1690人(0.79%)増加。年少人口や生産年齢人口の減少傾向とは対照的だ。老年人口が増えた自治体は1896団体(政令指定都市は行政区単位で数えた)のうち1359団体。18年調査では1612団体、19年調査では1475団体、20年調査では1382団体と、徐々に減少している。

老年人口増減率ランキング2021 全国TOP50
順位
(総人口増減率
全国順位)
市区町村
(都道府県)
老年人口
(2021住基)
増減率 増減数 総人口
(2021住基)
1(1,396) 青ヶ島村(東京都) 33 13.79 4 165
2(1,413) 清川村(神奈川県) 1,060 4.74 48 2,883
3(88) 与那原町(沖縄県) 4,126 4.56 180 20,117
4(7) 印西市(千葉県) 24,316 4.41 1,027 105,772
5(32) 豊見城市(沖縄県) 12,590 4.21 509 65,766
6(292) 西原町(沖縄県) 7,724 4.03 299 35,454
7(533) 南大東村(沖縄県) 313 3.99 12 1,257
8(27) 中城村(沖縄県) 4,266 3.87 159 22,046
9(1,348) 多良間村(沖縄県) 349 3.87 13 1,103
10(393) 利府町(宮城県) 8,604 3.83 317 36,027
11(446) 富谷市(宮城県) 11,076 3.70 395 52,431
12(870) 三田市(兵庫県) 28,554 3.57 983 110,863
13(207) 糸満市(沖縄県) 13,448 3.53 459 62,349
14(10) 北中城村(沖縄県) 3,985 3.53 136 17,821
15(278) 石垣市(沖縄県) 11,031 3.53 376 49,848
16(43) 南風原町(沖縄県) 7,518 3.53 256 40,375
17(357) 玉村町(群馬県) 9,320 3.50 315 36,298
18(26) 守谷市(茨城県) 15,955 3.48 537 69,392
19(427) 西原村(熊本県) 2,114 3.48 71 6,749
20(312) 基山町(佐賀県) 5,407 3.40 178 17,457
21(935) 伊江村(沖縄県) 1,530 3.38 50 4,475
22(45) 八重瀬町(沖縄県) 6,951 3.33 224 31,882
23(22) 滑川町(埼玉県) 4,461 3.29 142 19,562
24(263) 座間味村(沖縄県) 220 3.29 7 915
25(53) 昭和町(山梨県) 3,953 3.10 119 20,660
26(1,200) 坂祝町(岐阜県) 2,242 3.08 67 8,166
27(192) 滝沢市(岩手県) 14,138 3.04 417 55,605
28(50) 新宮町(福岡県) 6,215 3.02 182 33,690
29(150) 読谷村(沖縄県) 9,144 2.98 265 41,642
30(467) 本部町(沖縄県) 4,177 2.98 121 13,153
31(181) 山中湖村(山梨県) 1,832 2.98 53 5,835
32(532) 野木町(栃木県) 8,224 2.97 237 25,497
33(67) 宜野湾市(沖縄県) 19,711 2.91 558 100,462
34(319) 忍野村(山梨県) 1,885 2.89 53 9,681
35(869) 栄町(千葉県) 7,939 2.89 223 20,293
36(553) 市貝町(栃木県) 3,456 2.86 96 11,683
37(233) 浦添市(沖縄県) 23,218 2.83 638 115,548
38(117) 名護市(沖縄県) 14,379 2.80 391 63,724
39(105) 藍住町(徳島県) 8,796 2.78 238 35,484
40(4) 軽井沢町(長野県) 6,695 2.75 179 20,922
41(204) 宮古島市(沖縄県) 14,667 2.71 387 55,577
42(18) 南城市(沖縄県) 11,454 2.69 300 44,924
43(833) 矢巾町(岩手県) 7,240 2.65 187 27,133
44(1,222) ときがわ町(埼玉県) 4,224 2.65 109 10,899
45(226) 古賀市(福岡県) 16,032 2.64 412 59,645
46(94) 吉岡町(群馬県) 4,910 2.59 124 21,808
47(391) 多賀城市(宮城県) 15,616 2.55 388 62,311
48(9) 渡嘉敷村(沖縄県) 161 2.55 4 724
49(301) 春日市(福岡県) 25,173 2.54 623 113,313
50(74) 大津町(熊本県) 7,892 2.53 195 35,394

表の見方とランキング算出方法

  • ■表の見方
    • 人口(2021住基)
      • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(令和3年1月1日現在)」(総務省)より。表データはすべてこのデータに基づく。
    • 増減率
      • 住民基本台帳人口増減数(2020年1月1日より同年12月31日までの集計)÷2020年1月1日時点の人口数(住民票記載ベース)×100
    • 増減数
      • 住民基本台帳人口増減数=住民票記載数-住民票消除数
    • 自然増減数
      • 出生者数-死亡者数
    • 社会増減数
      • (転入者数+その他の住民票記載者数)-(転出者数+その他の住民票消除者数)
      • 注)増減数=自然増減数+社会増減数となる
  • ■ランキング算出方法
    • 「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数(2021年1月1日現在)」(総務省)の人口増減率を「人口増減率」としてランキング化。政令指定都市は行政区単位で集計した。政令指定都市については、別途参考ランキングを掲載。

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