日経BP総研が運営するウェブサイト「新・公民連携最前線」は、働く世代を対象に調査を実施し、「シティブランド・ランキング―住みよい街2020―」のTOP200をまとめた。全国の20代以上のビジネスパーソン2万1850人が、実際に自分が住んでいる自治体の「住みよさ」を評価した。その結果、ビジネスパーソンが「住みよい街」(全国の市および東京23区)の総合ランキング第1位は武蔵野市(東京都)で、第2位は千代田区(同)、第3位は文京区(同)だった。
総合順位 | 自治体名(都道府県名) | 総合スコア | サンプル数 |
---|---|---|---|
1 | 武蔵野市(東京都) | 68.5 | 106 |
2 | 千代田区(東京都) | 68.4 | 90 |
3 | 文京区(東京都) | 67.7 | 243 |
4 | 中央区(東京都) | 66.4 | 188 |
5 | 港区(東京都) | 66.1 | 225 |
6 | 印西市(千葉県) | 65.5 | 32 |
7 | 札幌市(北海道) | 65.4 | 529 |
8 | 春日市(福岡県) | 65.0 | 29 |
9 | 西宮市(兵庫県) | 64.9 | 194 |
10 | 府中市(東京都) | 64.7 | 152 |
※総合スコアの数値は偏差値(資料:新・公民連携最前線)
今回の調査では、全国のビジネスパーソン(有職者=働く世代)を対象に、実際に住んでいる/直近で住んでいた街(全国の市および東京23区)に対する「住みよさ」についてインターネット調査を実施。その結果を基に、「シティブランド・ランキング―住みよい街2020―」のランキングを作成した。2万1850人のビジネスパーソン(有職者=働く世代)から有効回答を得た。
ランキングの作成に際しては、「安心・安全」「快適な暮らし」「生活の利便性」「生活インフラ」「医療・介護」「子育て」「自治体の運営」「街の活力」の8分野、合計38の評価項目について調査・集計。現在の居住者と直近の居住者による回答者の合計が20人以上となる326市区のデータを基にした。
今回は、その総合ランキングとなる全国TOP200の市区を掲載。併せて、全国を「北海道・東北(1道6県)」「関東(1都6県)」「中部(甲信越・北陸・東海の10県)」「近畿(2府4県)」「中国・四国(9県)」「九州・沖縄(8県)」の6つのエリアに分け、エリア別のランキングを紹介する。
TOP10の半数以上が東京の市区
総合ランキングの第1位は武蔵野市(東京都)で、第2位が千代田区(同)、第3位が文京区(同)だった。評価対象の8分野で見ると、武蔵野市は「街の活力」でトップだったほか、いずれの分野でも高い評価を得て第1位を獲得した。
総合ランキングのTOP10を都道府県別に見ると、東京都が6市区と半数以上を占め、北海道と千葉県、兵庫県、福岡県がそれぞれ1市だった。
「街の活力」を以外の7分野でトップの評価を得たのは、「安心・安全」が印西市(千葉県)、「快適な暮らし」が赤穂市(兵庫県)、「生活の利便性」が宮崎市、「生活インフラ」が中央区(東京都)、「医療・介護」が久留米市(福岡県)、「子育て」がつくば市(茨城県)、「自治体の運営」が港区(東京都)だった。
次ページから、総合ランキング1位からのTOP200を具体的に見ていく。TOP200に入った203市区(199位が同率5市のため)のうち、関東エリアからは83市区が、近畿エリアからは39市が、中部エリアからは43市がランクインした。ほかのエリアはそれぞれ、九州・沖縄エリア16市、中国・四国エリア11市、北海道・東北エリア11市となった(調査概要とランキングの対象となった326自治体一覧はこちらへ)。
■シティブランド・ランキング ―住みよい街2020― ランキングINDEX
|総合TOP200(1-47位)| 総合TOP200(51-100位)|総合TOP200(104-148位)| 総合TOP200(152-199位)| 北海道・東北エリアTOP10| 関東エリアTOP20| 中部エリアTOP20| 関西エリアTOP20| 中国・四国エリアTOP10| 九州・沖縄エリアTOP10| 調査概要|
■TOP10自治体詳細
|1位:武蔵野市(東京都)|2位:千代田区(東京都)|3位:文京区(東京都)|4位:中央区(東京都)|5位:港区(東京都)|6位:印西市(千葉県)|7位:札幌市(北海道)|8位:春日市(福岡県)|9位:西宮市(兵庫県)|10位:府中市(東京都)|