「シティブランド・ランキング―住みよい街2020―」でTOP10に入った自治体は、何が評価されたのか。8分野38項目のランキングと偏差値を基に分析する。

 全国の20代以上のビジネスパーソン(有職者=働く世代)を対象に、実際に住んでいる/直近で住んでいた街(全国の市および東京23区)に対する「住みよさ」についてインターネット調査を実施。その結果を基に、「シティブランド・ランキング―住みよい街2020―」のランキングを作成した。2万1850人のビジネスパーソン(有職者=働く世代)から有効回答を得た。

第1位 武蔵野市(東京都)

 武蔵野市は「街の活力」分野と「生活インフラ」分野が偏差値70を超える高い評価を得た。「街の活力」分野の評価は総合1位だ。この分野の6つの個別評価項目では、「応援できる文化・スポーツ団体がある」(32位)以外の全項目が総合TOP10に入っている。「生活インフラ」分野では、「図書館や公民館など文化施設が充実している」「生涯学習プログラムが充実している」の項目が総合1位を獲得している。そのほかの個別項目では、「外部(住民以外)から見た街のイメージがよい」が総合1位となった。

武蔵野市は、東京都のほぼ中央に位置し、人口は約14万7000人(4月1日現在)。JR新宿駅から電車で約20分の距離にあり、郊外都市として発展してきた。芸術家や事業家・学者などが多数居住している。
●武蔵野市の評価
8つの分野 評価項目 順位 スコア
安心・安全 治安がよい 71 53.5
自然災害が少ない 10 62.8
歩道など交通安全に配慮した道路が整備されている 12 63.2
防犯対策(交番/街灯/防犯カメラ/住民による見守りなど)が整っている 7 67.0
快適な暮らし 気候が穏やか 107 53.1
自然環境が豊か 110 49.9
公園が多い 5 67.0
街が静か 239 41.9
街の歴史・伝統などに関わる文化資源が豊富 93 53.9
生活の利便性 職住接近が可能である 133 54.1
繁華街へのアクセスがよい 12 69.8
物価が安い 311 38.9
日常生活に必要な買い物がしやすい 12 61.1
生活インフラ 公共交通機関が充実している 11 71.8
便のよい幹線道路が整備されている 64 60.3
図書館や公民館など文化施設が充実している 1 70.5
生涯学習プログラムが充実している 1 67.5
住民が利用できる運動・スポーツ施設が充実している 3 66.5
医療・介護 病院や診療所が多い 13 63.4
小児科/産婦人科が多い 32 60.8
夜間・緊急医療体制が整っている 16 62.2
介護施設が多い/介護サービスを受けやすい 12 58.1
子育て 保育所、幼稚園、認定こども園などが充実している/入りやすい 70 54.6
教育機関が充実している 7 65.2
子ども向けの体育・文化活動が盛ん 3 63.3
自治体による出産・育児・子育て支援が充実している 8 61.7
子どもを遊ばせる場所が多い 13 60.9
自治体の運営 公共料金が安い 175 50.8
行政からの情報発信が充実している 7 61.4
外部(住民以外)から見た街のイメージがよい 1 73.8
多様な地域参加の機会がある 2 62.6
地域で仕事を見つけやすい 21 62.6
街の活力 街に活気がある 2 75.4
子供や若者が多い 8 67.8
いろいろな面白い人、魅力的な人が住んでいる 2 72.0
応援できる文化・スポーツ団体がある 32 62.2
地方自治に対する住民の意識が高い 5 63.1
街に愛着がある 2 66.7

※8分野および32の評価項目のスコア(数値)は偏差値。項目別でTOP10以内の場合は赤い数字で示した。