「全国自治体・視察件数ランキング2019」では、2018年度に自治体の職員・議員の視察を受け入れた「公共サービスや施設、行政施策等」について、視察件数が多かった順に3つまで取り組みを挙げてもらった。本記事では、西日本(近畿、中国・四国、九州・沖縄)の各自治体の回答内容(取り組み・主な視察の目的)を一覧形式でまとめた。

  • 主な視察の目的については、敬体(「です・ます」調)を常体(「だ・である」調)に調整、箇条書きの表記の調整、誤字・脱字の修正など、体裁を整えた。記載のない自治体は空欄のまま掲載した。
  • 事業名からのリンクは回答のあったものを設定した。より適切と思われるリンク先に一部修正した。
  • 回答欄を3つに限定したため、各自治体で同じ件数の視察があっても記入されなかった取り組みがある可能性がある。

近畿

滋賀県

大津市
【主な視察の目的】昨今各地で自然災害が頻発する状況の中、現状における議会の危機管理のあり方が問題視されており、過去の大規模災害の際には、専決処分の乱発など二元代表制の一翼である議会の機能が果たされなかったという問題点があった。そこで、有事の危機管理体制の構築に向けた議会BCPや行動マニュアルを調査・研究することによって、平時だけでなく、有事だからこそより緊密に行政と連携を図り、市民に信頼され、より必要とされる議会運営体制の構築を目的としていると考えられる。
【主な視察の目的】タブレット端末の導入経過について、現在利用しているシステムの選定方法や選定理由、検討した他のシステム、維持管理に係る経費、導入システムの運用開始までの研修など、システム業者のサポート体制や保守など。運用について、本会議や常任委員会などでの活用範囲、活用効果、通信環境、事務局や執行部からの事務連絡などの活用。その他、タブレット端末、システム更新や取り扱い規則などについて。
【主な視察の目的】条例立案から議員提案までにおいて、事務局は(条例立案・条文内容など)どの程度の関わりを持っていたか。大学とのパートナーシップについて、協定の内容、協定締結によって効果があった事例など、が考えられる。
彦根市
【主な視察の目的】議会の広報・広聴に関する取り組みについては、議会によって様々な手法があり、実施に当たって生じる議会特有の課題や問題についても共通する点があるため、新たな手法として取り入れたり、課題の解決方法を調査する目的で視察されたと考えられる。
【主な視察の目的】子どもや若者の健やかな成長と自立にかかわる支援を一体的に捉えた「彦根市子ども・若者プラン」や、今を生きる子どもたちが、家族や学校、そして地域に応援される社会、そのことを子どもたちが実感できる地域社会を築くこと、支え合い・助け合いが循環することを目ざした「彦根市子どもの貧困対策計画」の内容と、各種の取り組みを参考にするため。
守山市
【主な視察の目的】新図書館ができるまでの経緯や運営方法について知ること。昨年の11月に新図書館が開館し、設計が隈研吾建築都市設計事務所であることもあり、建物への関心も高い。
【主な視察の目的】守山市は、電車で京都へ25分、大阪へ55分という立地であり、京阪神のベッドタウンとして位置づけられ、人口が毎年600名程度増え続けている全国でも稀な自治体である。視察の目的は、「人口増とにぎわい創出の関連性について知ること」であると思われる。
【主な視察の目的】琵琶湖大橋の周辺状況、湖岸道路、モニュメントなどの守山市の現地の状況や個々の整備状況の実情・経緯などと、これと連携した守山市の施策展開についての視察が多い。 また、把握できず視察件数には含まれていないが、今後ナショナルサイクルルートが選定されていく中、各サイクルルート間の広域連携が進んできており、そのために担当者レベルが情報収集に来られることも多い。
野洲市
【主な視察の目的】生活困窮者支援事業については、当市は直営で事業を実施しているところから、相談事業における市役所および地域関係機関との効果的な連携の仕組みづくり、体制整備の経緯、家計改善支援事業の効果的な運用、学習支援事業、具体的な支援方法などに関すること。消費者行政推進事業については、見守り活動として消費者安全確保地域協議会の設置と運用など、市内で訪問販売を行う場合は市の登録を義務付けた訪問販売登録制度の概要について。くらし支えあい条例については、制定の経緯や目的、運用などについて参考にする目的。
【主な視察の目的】債権管理条例に生活困窮者の支援の視点を取り入れ、市の債権管理において生活再建を優先した債権整理を行っているところが特徴であり、条例制定の経緯や目的、成果、庁内の連携体制などについての視察調査と見られる。
湖南市
【主な視察の目的】発達支援システム構築に至った経緯や、発達支援室の役割およびシステムの運用実態などが目的と考えられる。
【主な視察の目的】湖南市においては、市民出資による地域商品券配当型のコナン市民共同発電所が4基稼働。また自治体新電力のこなんウルトラパワー株式会社を市内企業など8社で設立し、両者を核とした地域経済循環政策を官民連携で取り組んでいるこれらの取り組みはエネルギーの地産地消、および地域経済循環の一助に貢献していると考えている。 このように、市民が参画した市民共同発電所によるエネルギーと経済の循環事業、そして自治体新電力会社など官民が連携し、具体の事業展開を実施していることが視察の目的と考えられる。
【主な視察の目的】主な質問事項は、意識改革(ワーク・ライフバランス)の促進の具体、モデル校の取り組み、教育委員会としての学校体制の整備、校務支援システムの導入、留守番電話対応、事務共同実施部会との研究4部活動改革について。
高島市
【主な視察の目的】この施設は、全国的にも珍しい「汚水処理施設共同整備事業(MICS)」の採択を受け整備した施設であり、他市町などで同様の施設を建設する際に、当該施設を参考にされている。建設事業費や施設の位置づけ、人員体制や水質管理などの質問を受ける。
東近江市
【主な視察の目的】視察者における市議会で参考になる事例などを調査・研究するため。
【主な視察の目的】先方の市議会でも何か参考になる事例などを調査・研究するため。
【主な視察の目的】先方の市議会でも何か参考になる事例などを調査・研究するため。
竜王町
【主な視察の目的】●『文部科学省や県教育委員会の研究指定など』 ●教育課程特例校(英語特区) ●小中高系統的英語教育推進事業 ●小学校英語パイオニアプロジェクト事業 ●『英語教育推進にかかわる竜王町独自の取り組みや整備』 ●町費によるALT、JTEの配置 ●子ども英語スピーチ大会の開催 ●姉妹都市米国ミシガン州スーセーマリー市との中学生派遣 ●受け入れ事業の実施 ●英語検定補助事業の実施、など
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■ 視察の多い事業一覧2019