見た目や話題性に飛びついて、思考停止のコピー&ペーストに陥っていませんか?

解説:地域特性に応じて、いかに最適化するかを考えよう

公民連携の成功事例が評判になると、担当した民間事業者のところには、「視察」や「ヒアリング」と称して、各地の自治体職員や議員が訪れる。そこで、困ってしまう言葉がこれ。

民間事業者からしてみれば、他展開することは悪い話ではないし、実際に次につながる良い話もたくさんある。しかし、短絡的に見た目や話題性だけで興味を示し、まるで簡単にコピー&ペーストできるかのように、こうしたセリフを吐く人もいる。もっと酷い場合には、勝手にまねして劣化版をつくってしまうことだってある。

見た目をコピー&ペーストしたからといって、同じように成功するとは限らない。その事業が評価されているのは、空間、コンテンツ、事業スキーム、担当者やスタッフなどを有機的に組み合わせることで、地域課題を解決したり、住民から愛される場となっていたりするからだ。つまり、その街や場所の魅力や特性に合わせて最適化されていることこそが、その事業の価値の源泉なのだ。

コピペすればよいという思考停止に陥らず、自分の街にどんな事業があればよいかをしっかり考え、本質を見極めることで、オリジナリティあふれる“成功事例”が生まれるはずだ。

■関連かるた札
と:突撃! 話題のポートランド――目的意識を持った意義ある視察を
お:お荷物施設も宝に化ける――きちんと向き合い、思い切った決断を