福岡市は3月4日、中央区須崎公園内で建設を予定している文化施設の基本計画案を公表した。老朽化により建て替えが決まっている福岡市民会館の後継施設で、PFI方式によって建設する。福岡市は3月7日から4月8日まで、案についての意見を広く募集している。

配置計画図(資料:福岡市)
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 新たに建設する施設は県立美術館の南側に整備する。現在の市民会館に比べて、都心の天神エリアにより近い立地となる。施設の規模は延べ床面積1万9600m2で、大ホール(約2000席)、中ホール(約800席)のほか、小規模な交流ホールなども整備する。基本計画案には各ホールの概要や動線計画などの整備方針をまとめている。

 本体建設費は約160億円、全体事業費は約200億円を見込む。施設の建設・運営にあたっては、民間の経営ノウハウや技術力、資金を活用するため、PFI方式を基本とする計画だ。事業手法の詳細はこれから詰めるが、PFI方式を採用した場合、2018年度の事業者公募、2023年度の開館を想定している。

 県立美術館の北側にある現市民会館は1963年に開館、1770席の大ホールを有し、長らく文化・芸術活動の拠点となっていた。しかし、施設の老朽化が進んだことから、建て替えが検討されてきた。現市民会館の跡地は公園として整備する予定だ。基本計画案に対する意見は、福岡市経済観光文化局文化振興課の拠点施設整備担当で受け付けている。