出店場所は、西門付近の広場または第二駐車場内(資料:東京都)
出店場所は、西門付近の広場または第二駐車場内(資料:東京都)
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 東京都は、駒沢オリンピック公園(世田谷区)内で飲食店(レストラン・カフェ)の設置・運営を行う事業者の公募を開始した。平常時は、飲食サービスを提供し、大規模災害が発生した際は、公園協会が防災施設に転用して、帰宅困難者への対応や地域住民の支援を行う。募集要項配布は6月9日まで。

 2015年3月に改定した都の「パークマネジメントマスタープラン」(関連記事)に基づくもので、新たなにぎわい創出や防災機能の強化など公園の多機能利用を進める。事業者は公益財団法人東京都公園協会の共同事業者として、建物の設計、建築、飲食店運営の費用を負担。公園協会は、防災備品の充電設備や非常用発電設備の維持管理、災害時の帰宅困難者対応などを担当する。店舗デザイン・建築から運営までを行う民間事業者を公募するのは都立公園では初めて。

 出店場所は、同公園西門付近のアスファルト舗装の広場(実測342.88m2)または第二駐車場(実測1149.00m2のうち600m2程度)の2カ所からどちらかを選んで提案する。施設の条件として、公園のにぎわいを創出する施設であること、公園の景観を調和した外観とすることなどを求めている。

 期間は共同契約締結から10年間で、建物の建築期間を含む。満了後、1回のみ更新可能で最大20年間継続できる。使用料は、1m2あたり月額927円で、公園協会に納付する。また事業者は、上下水道・ガス・電気のインフラ占有料、工事期間中の占有料なども支払う。

 さらに、売り上げのうち事業者が提案する歩合(8%程度を想定)を、公益還元として公園協会が管理する「都立公園サポーター基金」に寄付することを条件としている。寄付金は、防災備品の購入や都立公園全体の防災に関する事業などにあてられる予定だ。

 6月10日に現地説明会を実施する。申請書類の受け付けは7月16~17日の2日間。8月上旬に一次審査(書類審査)の結果を通知し、9月上旬~中旬に二次審査(プレゼンテーション)を実施し、9月下旬に審査結果を発表する。

この記事のURL https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/15/433782/060300053/