ベースは2003年の「再生構想」

 大阪市は河川面積が10%を占める。大阪商工会議所や国、府、市など、官民で構成する水の都大阪再生協議会は2003年、「水の都大阪再生構想」をまとめ、これをベースに河川沿いの遊歩道や水辺公園づくりを進めてきた。

 同再生構想に基づく水都再生事業の一環として府は04年、木津川の河川遊歩道整備に着手。整備の計画で対象とする範囲は延長約1800m分に及ぶ。このうち、今回オープンしたエリアを含めて、現在までに延長約840m分が完成済みだ。

 「木津川遊歩空間」でメーンの出入り口となる広場は、まだ整備中。府が舗装仕上げなど市民の意向を確認したうえで設計に反映してから、残工事に着手する予定だ。今年度中の全面供用を目指している。

 遊歩道とオープンスペースという先行供用部は今後、花壇の植栽への散水などを地元の任意団体「木津川遊歩空間を楽しむ会」が担う。同会は遊歩空間を舞台に「あおぞらヨガ」のイベントも開催(写真4)。同会の事務局を務めるNPO法人トイボックスの栗田拓代表理事は、「遊歩空間は時間がゆっくりと過ぎていくような場であり、その価値を広めていきたい」と話す。

写真4■7月に「木津川遊歩空間を楽しむ会」が開催した「あおぞらヨガ」。今後も様々な催しを実施予定だ(写真:木津川遊歩空間を楽しむ会)
[画像のクリックで拡大表示]

この記事は「日経コンストラクション・ウェブサイト」2016年8月18日付の記事の一部を転載したものです。
全文は日経コンストラクション・ウェブサイトでご覧いただけます。