人口は減っても元気なまちづくり 日本の人口は減少局面に入っている。特に地方ではその傾向が著しい。人口減少に直面しながらも地域の活力を持続する方法はどこにある?このコラムでは生き残りを賭けて奮闘する自治体の事例をリポートする。 第15回 香川県小豆島町——移住者に人気の瀬戸芸とオリーブの島 2019.09.30 オリーブやそうめんなどで知られる瀬戸内海に浮かぶ離島、小豆島(香川県)。近年は3年に1度開催される瀬戸内国際芸術祭のメーン会場の1つとして多くの来場者を集め、イメージも向上してきている。人口... 第14回 埼玉・飯能に「ムーミンの森」、テーマパークでまちづくりは可能か? 「メッツァ」集客は100万人を突破 2019.08.08 2005年に「森林文化都市」を宣言し、自然と都市機能を調和させたまちづくりを進める埼玉県飯能市。市が誘致したムーミンバレーパークが宮沢湖畔に2019年3月にグランドオープンし、国内外から観光... 第13回 宮城県気仙沼市――3.11から8年目、まちづくりの現在地 <後編> 2019.04.23 東日本大震災から8年、2011年度に策定した「気仙沼市震災復興計画」の最終年となる2020年度に向け、宮城県気仙沼市では、まちの再開発やインフラの整備が急ピッチで進んでいる。「まち」はどこま... 第12回 宮城県気仙沼市――3.11から8年目、まちづくりの現在地 <前編> 2019.04.22 東日本大震災から8年、2011年度に策定した「気仙沼市震災復興計画」の最終年となる2020年度に向け、宮城県気仙沼市では、まちの再開発やインフラの整備が急ピッチで進んでいる。「まち」はどこま... 第11回 静岡県熱海市──財政危機宣言から驚異のV字回復 行政や経済・観光団体、市民が「危機感」を共有 2019.04.01 かつて日本を代表する観光地だった静岡県熱海市。人口は1965年の約5万4500人をピークに減少し続け、2019年1月現在の人口は約3万7000人に。主幹産業である観光業も衰退し、1969年に... 第10回 長野県下諏訪町──手づくりリノベで町のファンを増やす “できることから始める”まちづくりと若者の移住促進 2018.10.25 「若者の移住が続く町」として注目を集める長野県諏訪郡下諏訪町が、今、さらに移住を加速するためのプロジェクトに取り組んでいる。運用停止となった施設「労災リハビリテーション長野作業所」の寮や職員... 第9回 岡山県奈義町──出生率2.81の“奇跡の町”、「子育て支援策」の一歩先へ 住民同士の交流と行政施策が好循環、「核は常に民」のまちづくり 2018.03.30 岡山県東北部に位置する岡山県奈義町は69.54平方km、2017年4月現在の人口は6100人の小さな自治体だ。奈義町は2014年に岡山県算出の合計特殊出生率(15~49歳までの女性の年齢別出... 第8回 高知県黒潮町――「津波のまち」の風評を逆手に防災缶詰を開発 2018.02.07 「最大震度7、最大津波高34.4m」。これは2012年3月31日、内閣府が公表した「南海トラフの巨大地震による震度分布・津波高の推計(第一次報告)」で、高知県黒潮町に示された数字だ。「日本で... 第7回 京都府与謝野町――「よさのみらい大学」開校でひとづくり 地元の人間が頑張れば学生も講師も集まる 2018.01.24 名勝・天の橋立に程近く、丹後ちりめんの産地として知られる京都府与謝野町。与謝野町ひと・しごと・まち創生総合戦略で掲げた「織りなすひとをつくる~与謝野を愛し、多様性を認め合い、新しいモノやコト... 第6回 和歌山県有田川町――民間・若者が中心となり“日本のポートランド”を目指す 2017.07.04 和歌山県有田川町(ありだがわちょう)のまちづくりが注目されている。理由は、住民がまちの活性化に積極的に参加していること。とりわけ2年前にポートランド型のまちづくりを導入してから、若者や女性を... 第5回 熊本県天草市――陶磁器のブランド化などで移住者数は県内一 2017.06.27 古くは島原天草一揆の舞台となり、最近では世界遺産候補「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」としても話題になっている熊本県天草市。同市でいま、“産業のタネ”として、そして、地域の魅力として... 【番外編】 50年間人口が増え続ける、和歌山県上富田町の秘密 農業の町を商工業から教育の町へと変貌させて魅力を維持 2017.03.22 一大産業の城下町でも、大都会や大規模工業地帯のベッドタウンでもない。しかし、50年前から人口を増やし続ける地方の町がある。和歌山県西牟婁郡の上富田町は、なぜ、半世紀以上も人口を増やし続けるこ... 第4回 岩手県花巻市――農業特区を利用して「ブドウとワインの里」を観光資源に育てる 2017.02.09 岩手県花巻市は、早池峰山や早池峰神楽、花巻温泉郷のほか、宮沢賢治や高村光太郎ゆかりの名所など観光資源が豊富で、県南地域では最も観光客の多いエリアだ。同市の大迫(おおはさま)町では、老舗ワイナ... 第3回 大分県豊後高田市――「昭和の町」は3つの戦略の1つ 2016.09.05 大分県・国東半島の西側に位置する豊後高田市は、1947年をピークとして人口減少が続いている。しかし、さびれる一方だった商店街を「昭和の町」として再生した結果、毎年30万人以上の観光客が訪れる... 第2回 秋田県大潟村――官民を貫く危機感が、儲かる農業を進化させる 2016.06.08 秋田県大潟村は、日本海に面した男鹿半島の付け根に位置する農村だ。人口増減のカギを握る若年女性の人口増減率で、大半が半減する秋田県にあって、唯一15.2%増と予測されたことで注目を浴びた。とは... 1 2 次へ