3カ所のメガソーラーから電力を調達

 料金プランは、電力大手の規制料金である家庭向けの従量電灯B、Cと同じで、料金単価も東京電力エナジーパートナーと同一である。ただし、同町在住者は電気料金が1%割引きになる。販売方法は同社の窓口や電話、メールで契約意思を確認する予定だが、ネットでも受け付けている。

中之条パワーの料金プラン
中之条パワーの料金プラン
(同社ウェブサイトより)
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 中之条パワーは、町内に3カ所ある総出力5MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)と日本卸電力取引所から電力を調達する。このうちメガソーラーは、町が事業主体に立っている「沢渡温泉第1太陽光発電所」(出力2MW)と「沢渡温泉第2太陽光発電所」(同2MW)、そして電子部品商社のバイテックホールディングスが事業主体の「バイテック中之条太陽光発電所」(同1MW)である。沢渡温泉第1と第2太陽光発電所は中之条町がリース方式で整備し、保守・管理をバイテックに委託している。バイテック中之条太陽光発電所はバイテックが町有地を借りて運営している。

中之条町が事業主体で運営するメガソーラー「沢渡温泉第2太陽光発電所」
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中之条町が事業主体で運営するメガソーラー「沢渡温泉第2太陽光発電所」
(出所:日経BP)

 3カ所のメガソーラーの年間総発電量は約600万kWで、昨年度の公共施設への供給実績は約350万kW。供給実績は前年に比べ1割ほど減少したが、これは、「小中学校で太陽光発電の自家消費や、照明のLED化など省エネが進んだためだ」(山本氏)。

 太陽光発電の余剰分はV-Powerに売電する。中之条パワーは電力の調達や需給管理もV-Powerに委託しており、V-Powerを代表者とするバランシンググループの一員である。現時点の電源構成は約50%が太陽光発電で、残りが卸電力市場からの調達だ。家庭向けに供給を始めると太陽光発電の比率が25%程度になるとみている。