「まちなか緑化」プログラム全体の目的

 3つのステップで行うプログラムの狙いは、最初は「自分のため」だった個人の意識を、「自分たちの力で街を変えよう」といった意識へと高めることです。約6カ月間、4回程度のワークショップやイベントを実施し、このサイクルを3年間繰り返すと、街の緑を共通の生活基盤とし合うコミュニティ意識が芽生えてきます。こうしたコミュニティの存在が、街の緑を持続的にメンテナンスしていく役割を果たしていきます。

  自治体にとっては、こうしたコミュニティを育成していくことこそが、このプロジェクトに取り組む大きな意義だといえるでしょう。

 重要なことは、こうした各個人が実感することのできる「しあわせな暮らし」の本質に対する「気づき」を生み出すことです。そういった観点から、「まちなか緑化事業」を通して開発されたプログラムは、とても示唆に富む手法だと思います。

「まちなか緑化プログラム」で緑化された場が街のイベント舞台に。これまで活用されてこなかった通りや公園が街の舞台となり、使われるようになる(浅草・みちびき花の辻商店街)(写真:チームネット)
[画像のクリックで拡大表示]
杉並・久我山商店街(写真:チームネット)
[画像のクリックで拡大表示]
中野・桃園町会(写真:チームネット)
[画像のクリックで拡大表示]
まちなか緑化プログラムの流れ。プログラムは大きく「自分のこと化」→「相互触発」→「コミュニティ主体の醸成」の3つのステップで構成されるが、具体的な流れは5つとなる(資料:東京都公園協会)
[画像のクリックで拡大表示]