地方創生とモビリティ 超高齢化、人口減少などにより、これから公共交通の維持がますます難しくなってくる。従来型の手段だけでなく、デマンド交通、ライドシェア、自動運転など新たな仕組みの導入が必要だ。各地の先進的な取り組みを追う。 第16回 長野県塩尻市:コミュニティバスからオンデマンドバスに転換、自動運転も視野に 2021.01.19 長野県塩尻市は、市民や観光客の移動を支援するモビリティを、従来のコミュニティバスからAI(人工知能)活用型オンデマンドバスや自動運転車両を組み合わせた「塩尻MaaS」へと転換しようとしている... 第15回 広島県福山市:住民の足としてグリーンスローモビリティを営業運転 2020.12.01 国土交通省は地域が抱える様々な交通課題の解決と、低炭素型モビリティの普及を同時に進められる「グリーンスローモビリティ」(電動小型低速車)の活用を推進している。そうした中で、福山市は2018年... 第14回 神戸市:郊外住民と飲食店を支援するキッチンカー実証実験 “移動弱者”の高齢者とコロナで売り上げ減の飲食店に貢献、9月からは第2弾 2020.08.06 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響によって町の様子が様変わりし、これまでは考えられなかったさまざまな課題の解決が新たに求められるようになってきた。神戸市は、そうしたコロナ禍に... 第13回 愛知県豊明市:自治体と民間の連携によるオンデマンド交通システム 「エリアスポンサー」モデルで運賃以外の収入を確保 2020.06.18 免許証を自主返納した高齢者などの交通弱者を救うために、日本各地で取り組まれているオンデマンド交通などのさまざまなモビリティサービスは、主に自治体が運行主体となっている。売り上げは利用者からの... 第12回 茨城県日立市:BRTなどを活用したMaaSを実証 2020.03.30 人口減少などによって弱体化する公共交通をどう維持していくか――。日本全国の自治体が抱えるモビリティの共通課題といえるだろう。その課題に対して、BRT(バス高速輸送システム)やデマンドタクシー... 第11回 福井県永平寺町:廃線跡地を舞台に電動カートによる自動運転実証を実施 2020.01.16 福井県は日本で最も自家用車保有率が高い県だ。しかし、これまで自動車に頼ってきた都市デザインも、過疎化や高齢化によってさまざまな課題が見えてきた。その課題解決のために、国の重要文化財にも指定さ... 第10回 横須賀市:ドローンや自動走行ロボットで注文した買い物を搬送 2019.11.14 横須賀市は古くから造船や自動車製造など、ものづくりが栄えた中核都市だ。しかし、工業都市としての発展が早かったことから、製造業の衰退によるさまざまな課題を他の都市に先駆けて経験している。横須賀... 第9回 土庄町、小豆島町:離島が抱えるモビリティの課題と解決のヒント 2019.08.29 現在、日本において有人島(住民基本台帳に人口登録がなされている島)として数えられている離島は、300島以上あるといわれている(2018年4月現在)。高齢化による人口減少が深刻化している島も多... 第8回 豊田市、対馬市など:高齢者の生活を支援するモビリティの研究が進む シンポジウム「モビリティ革命から始まる地域イノベーション」報告(2) 2019.05.29 文部科学省が進める「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」の拠点の1つである名古屋大学COIでは、「高齢者が元気になるモビリティ社会」の実現に取り組んでいる。その実現に... イベントリポート 第7回 豊田市など:高齢者の移動を支援する「モビリティブレンド」を実証 シンポジウム「モビリティ革命から始まる地域イノベーション」報告(1) 2019.05.02 文部科学省が進める「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」の拠点の1つである名古屋大学COIは、「高齢者が元気になるモビリティ社会」の実現に取り組んでいる。その実現に向... 第6回 前橋市など:全国初の自動運転バスの有料営業 前橋市と群馬⼤学、⽇本中央バスが2019年3月末まで実証 2019.01.11 前橋市と群馬⼤学、⽇本中央バスは、JR前橋駅と上毛電鉄中央前橋駅を結ぶ路線において、実際に一般客がバスを利用しながらの自動運転実証実験を開始した。実証実験には国土交通省都市局も協力し、都市部... 第5回 沖縄県ほか:自動運転バスでバス事業者の収益性改善目指す SBドライブの低速自動運転サービス、2019年から本格化 2018.09.11 自動運転サービスの実現を目的として2016年4月に設立されたソフトバンクグループのSBドライブ(東京都港区)。これまでレベル3、4の自動運転実証実験を繰り返し、2018年には公道ではないもの... 第4回 函館市、前橋市ほか:公共交通をAIでスマート化、超高齢社会を迎え撃つ 未来シェアが進める、バスやタクシーをフル活用する脱・自家用車社会 2018.08.21 少子高齢化が深刻な地方では、今や公共交通の維持は喫緊の課題だ。この問題は早晩、大都市郊外のベッドタウンにも押し寄せるとみられており、やがて日本全体を見舞う大きな課題になりかねない。この課題を... 第3回 珠洲市(後編):自動運転車に同乗、期待値が高まる背景を探る<動画あり> 金沢大と同市内で進める実証実験が目指すこと(2) 2018.06.29 公道を使った自動運転車の走行は期間限定がほとんどで、日常的に実証実験が進む米国に比べると散発的な印象は否めない。ただし、例外もある。金沢大学が石川県珠洲市で実施中の実証実験だ。今回、筆者は金... 第2回 珠洲市(前編):自動運転は地域助け合い移動サービスの最適手段 金沢大と同市内で進める実証実験が目指すこと(1) 2018.06.28 世界的に開発競争が激化する自動運転車。Google系の米Waymo(ウェイモ)をはじめ、市街地などの公道を使った自動運転車の実証実験が世界各地で進む。実証実験は日本でも頻繁に行われるようにな... 1 2 次へ