空港内制限区域の一部区間では運転席無人で走行

 中部国際空港島(常滑市)で10月29日から11月3日まで実施された「公道と空港制限エリアの同時運行・管理」をテーマにした実証実験では、NTTドコモが事業委託を受け、先進モビリティが開発した自動運転を搭載した小型バスを使用した(写真4、表3)。

(写真4)中部国際空港の実証実験で使用した小型バス(写真:元田光一)
(写真4)中部国際空港の実証実験で使用した小型バス(写真:元田光一)
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表3●「公道と空港制限エリアの同時運行・管理」の実証実験の事業実施体制と協力会社など
事業実施体制
NTTドコモ 事業統括、通信環境構築、5Gを活用したソリューションの提供、車両調達
先進モビリティ 自動運転バス車両の提供、走行調律作業の実施
名鉄バス 自動運転バスの運行計画の策定・提供
日本信号 路車間協調システムの提供
愛知製鋼 磁気マーカーシステムの提供
協力会社など
中部国際空港 実証実験場所の提供
常滑市 実証実験場所の提供
知多乗合 自動運転バスの運行補助
シーキューブ 磁気マーカーの敷設
ENWA 映像伝送システムの提供
(出所:愛知県の資料を基に筆者作成)

 中部国際空港島での実証実験では、空港内の制限区域と空港島総合物流地区のそれぞれを周回するルートにおいて、2台の小型バス車両を同時に運行した(図2)。空港内制限区域では、航空機到着便からターミナルまでの旅客輸送も想定しているため、着席だけでなく立席での運用についても安全の評価を行っている。また、空港内制限区域の一部区間は、運転席無人での自動走行も行った(写真5)。

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(左:図2)中部国際空港エリアでの自動運転バスの運行ルート(出所:愛知県の発表資料)、(上:写真5)運転席無人の自動走行も実証(写真:元田光一)
(左:図2)中部国際空港エリアでの自動運転バスの運行ルート(出所:愛知県の発表資料)、(上:写真5)運転席無人の自動走行も実証(写真:元田光一)
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