課題はキャッシュレス・システムと通信インフラ

 MaaSを実現する場合、地域の交通事業者のキャッシュレス・システムの標準化が課題となる。そう語るのは土庄町企画課係長の三木千代和氏だ。

 「基本的にMaaSの運用にはキャッシュレスの決済機能が必須になるだろう。しかし、地域の交通事業者の大部分は、独自のキャッシュレス決済を取り入れている。そのため、様々なシステム間の連携が難しい」(三木氏)。

 通信インフラの充実も離島におけるMaaS実現の課題になる。小豆島では本土から海底ケーブルで光回線が引かれているため、島内の通信インフラは充実しているが、本土から離れていたり人口が少ないなどの理由から光回線が引かれていない離島もある。

 とはいえ、MaaSが実現できれば、利用するルートによって島内施設の料金割引などさまざまな付加サービスを考えることもでき、モビリティの充実だけでなく経済効果にも期待できる。自動運転よりも実用化は早そうだ。