都心回帰で人口が増加
これに対して都心回帰型の人口増パターンをみせるのは、6位の神戸市中央区だ。市政策調査課では「JR三宮駅から元町駅にかけての中心部にタワーマンションが供給され、人口が増えた。市では2015年9月に再整備基本構想を策定するなど、三宮周辺地区のまちづくりに取り組んでいる。それに対する期待感もあるのではないか」と話す。
7位の東京都調布市では、連続立体交差事業によって京王線調布駅が地下化され、まちの南北が一体化。駅周辺には2017年9月にシネマコンプレックスを併設した商業施設が開業するなど、中心市街地への投資が進んだ。市政策企画課では「中心市街地の整備をはじめとした市街化の進展などに伴う利便性のさらなる向上、イメージや魅力の向上など、さまざまな要素が人口増につながった」と推察している。