やまなしグリーン・ゾーン認証制度

 「県下のパチンコ屋さんはすごかったですよ。まさに一糸乱れぬという言葉で表せるくらい。山梨県にある59店舗が業界をあげて感染拡大防止ガイドラインの遵守に協力してくれました。おかげで20年の5月12日から全て営業を再開。そこから現在に至るまで、山梨県下ではパチンコ屋さんでのクラスターはこれまで一件も出ていません」

 山梨県では現在、感染拡大防止の新たな方策として「やまなしグリーン・ゾーン認証制度」の普及に取り組んでいる。

 「休業要請というのは全ての業態にお願いしたわけではありません。普通の飲食店や宿泊施設などについては要請の対象ではありませんでした。ですが、やはり不安視する方はいらっしゃいます。そのような不安を少しでも取り除くために打ち出したのが『やまなしグリーン・ゾーン認証制度』です」

 この制度は、県下の「宿泊業」「飲食業」「ワイナリー」「酒蔵」を対象とし、それぞれ30~50のチェック項目をクリアすれば県から感染症対策のお墨付きを受けることができるもの。認証に当たっては、県のスタッフや委託業者が現地まで行って事業者側の相談に乗りながら、申請の手続きを行う。人と人の接触を減らすために必要な物品購入や設備整備を支援する助成金の仕組みも用意されている。

 「例えば東京都にも『レインボーステッカー』という同じような仕組みがありますが、これは施設側の宣言のみです。一方山梨県は責任をもって現地調査を行いますので、『安心』の度合いが違います。現在、県下の92%以上の対象施設が認証済または申請中です」

 認証を受けた施設には山梨県がステッカーを交付する。利用者はこれを手がかりに店を選ぶことができる。

やまなしグリーン・ゾーン認証制度」において認証を受けた施設に交付されるステッカー(提供:山梨県)
やまなしグリーン・ゾーン認証制度」において認証を受けた施設に交付されるステッカー(提供:山梨県)
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