日本一の長寿県のライフスタイルに学ぶ

 ワーケーションとは直接関係はない、と思われるかもしれないが、長野県といえば長寿であることも見逃せないだろう。

 「2015年は男性が2位、女性は1位。男女ともベスト3に入っているのは我が県だけですから、日本一の長寿県といっても差し支えないでしょう。塩分過多などの生活習慣の改善に、県民一人ひとりと地域のコミュニティが取り組んできた結果です。20歳以上の野菜の摂取量も日本一で、健康ボランティアによる活動や、医療関係者の皆さんによる保健医療活動も上位に数えられています。65歳以上の高齢者の就職率も日本一ですから、生きがいを持って暮らす方が多いんです」

 移住者、あるいはコワークスペースを利用する長期滞在者にとっては、時間をかけて培われた長野県民の健やかなライフスタイルは少なからず学ぶ点があるに違いない。日帰り温泉の数もまた日本一、ワイナリー63件、日本酒蔵80件の数はともに全国2位だという、阿部知事のご案内にも興味津々。仕事以外の楽しみに思いを馳せる。

 「長野県に来て自然にふれ、思いっきり深呼吸したり美味美酒を召し上がったりしながら、クリエイティビティを最大限発揮させ、仕事へのモチベーションや幸福感を向上させてほしいですね」

 人と地域が明るい未来へとつながりそうな、ワーケーション。訪れた利用者の心身を癒やしつつ、地域の経済も健やかに育まれる長野県の取り組みについて、次回も引き続きお伝えしたい。

平成2年以降、長野県の平均寿命は男女ともに全国上位に位置する (資料提供:長野県)
平成2年以降、長野県の平均寿命は男女ともに全国上位に位置する (資料提供:長野県)
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