池袋エリア内でネットワークを広げる

――区との人事交流も始めていますね。

写真右は豊島区から人事交流でサンシャインシティコミュニケーション部サブリーダーとして着任した平田美結氏(写真:加藤康)
写真右は豊島区から人事交流でサンシャインシティコミュニケーション部サブリーダーとして着任した平田美結氏(写真:加藤康)
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 豊島区のことをもっと知ろうと、「まちづくり推進部」の設立と同じく2020年4月から区との人事交流を始めました。高野区長とは、良い人材を2年間、互いに行き来させて主要部門に配置しよう、と約束しています。まずは1人から始めています。また2020年10月からは、グループ会社の社員を対象に豊島区在住手当制度も始めました。区内在住の社員のうち区民目線で活動する社員に月2万円を支給することで、区内に居住することを促す狙いです。これをきっかけに転居した社員もいます。2021年6月現在、グループ会社を含め18人が区民目線で活動する社員です。実際に住んでみないと分からないことはたくさんあります。区民として気付いた課題を社内に持ち寄って、まちづくりにつなげていってほしいですね。

――そうした体制の下、地域に貢献できるまちづくりとして、これまで具体的にどのようなことに取り組んできたのですか。

「IKEBUKURO LIVING LOOP」の様子(写真:サンシャインシティ)
「IKEBUKURO LIVING LOOP」の様子(写真:サンシャインシティ)
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 グリーン大通りエリアマネジメント協議会と豊島区が共催する「IKEBUKURO LIVING LOOP」というマルシェやワークショップが並ぶイベントを、2020年度から地元4社(グリップセカンド、サンシャインシティ、nest、良品計画)で構成する共同企業体の1社として受託し企画運営を担っています。もともとは、グリーン大通りと南池袋公園を会場として開催されてきましたが、もっと面的な広がりを持たせ、人の流れを生み出そうという狙いから、2020年10月・11月開催のイベントから参画を決めました。サンシャインシティ内の公開空地で「サンシャインマルシェ」を開催する一方、行動調査によって人の流れを検証し、豊島区にフィードバックするなどまちづくりに役立てようとしています。

 緊急事態宣言の発出・延長に伴い実施できなかった企画もあったのですが、5月~6月には、「IKEBUKURO HANA CIRCLE PROJECT」という「花と緑」をテーマに掲げるプロジェクトを仕掛けました。期間内は池袋エリア内各所で花と緑にまつわるイベントを開催しようと考えていました。各社のエリア活性化のための予算をバラバラに使うのではなく一本化したテーマの下で有効に活用しようと、池袋に拠点を置く企業や大学などに呼び掛け、プロジェクトメンバーを募り、今年初めて挑戦したものです。地域の商業施設を中心にこれだけの数の企業が連携しての企画は、民間ならではのものだと思っています。

 この時期は池袋が花で埋め尽くされるくらいに、このイベントが成長していけばいいなと思っています。そうなれば、世界中からお客様も来ますし、池袋のイメージも大きく変えていくことができるでしょう。

■KEBUKURO HANA CIRCLE PROJECT(イケブクロ ハナ サークル プロジェクト)のチラシ
■KEBUKURO HANA CIRCLE PROJECT(イケブクロ ハナ サークル プロジェクト)のチラシ
【プロジェクトメンバー】池袋ショッピングパーク/IKEBUS/池袋パルコ/キュープラザ池袋/サンシャインシティ/自由学園明日館/西武池袋本店/東急ハンズ池袋店/東京第一友の会/東武百貨店 池袋本店/Hareza池袋/㈱婦人之友社/立教大学/WACCA IKEBUKURO/IKE・SUNPARK【としまみどりの防災公園】(㈱日比谷アメニス)/池袋西口公園(GLOBAL RING CAFÉ)/中池袋公園((一社)Hareza池袋エリアマネジメント)/南池袋公園(Racines farm to park)(資料提供:サンシャインシティ)【後援】豊島区/豊島区観光協会/スターツ出版㈱(OZmall)
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