吉沼地区では、地元の蔵元、和菓子店、精肉店などが参加

 実際のロゲイニングの様子を見てみよう。R8ロゲイングin吉沼は、吉沼、元気!協議会が主催した「食と酒の祭」との同時開催で実施した。「食と酒の祭」に合わせ、ロゲイニングのサブテーマを「美味しく知る。つくば産の食と酒の多様性」と設定。地元の蔵元、つくば銘菓のどら焼きを提供する和菓子店、から揚げが人気の精肉店などをチェックポイントに加えた。さらに神社など複数のチェックポイントに、つくば市内で生産される農産物の試食・試飲コーナーも設置した。

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スタート&ゴール地点の吉沼小学校。「食と酒の祭」と同時に開催された(写真:吉澤咲子)
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スタート&ゴール地点の吉沼小学校では周辺市街地の紹介も(写真:吉澤咲子)

 当日の参加者は12組、42名で、大半は地元在住者。数年前に吉沼に転居してきたという若い母親は、「吉沼にも様々な店があるのは知っていたが、子どもが小さいと車で行けるスーパーに足が向きがち。だが商品が魅力的で、店の人との会話も楽しい。これを機に時々は利用したい」と話した。

 車で1時間かけ、隣接する牛久市から来たという親子連れは、ポケモンGOにはまって以来、「歩くイベント」に家族でしばしば参加しているという。「今日は高得点狙いで遠くのチェックポイントばかり回ったが、吉沼に地酒があることを知った。制限時間内に行けなかった店や神社を後日、あらためて巡ってみたい」と話した。

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左:ロゲイニングを楽しむ子供たち。次のポイントを目指す足取りも軽い。右:チェックポイントとなったから揚げが人気の精肉店にも多くの参加者が訪れた(写真:2点とも吉澤咲子)

 チェックポイントのひとつである神社の境内にはR8ロゲイニングと同じく、つくばR8地域活性化プランコンペティションに採択されたプランの1つ「旅する大八車と小さなパレード」もコラボ出展していた。事業者はつくば市出身の2人を含む、4名の若手建築設計士ユニット。R8(周辺8市街地)地区でかつて使われていた大八車を修理し、地元食材を紹介する移動式店舗として祭やイベントに参加している。メンバーの一人、横山大貴氏はつくば市出身で、大手ゼネコンに勤務。「地元の賑わい演出に一役買える上、大八車というヒューマンスケールのモノづくりも楽しめた」という。

R8ロゲイニングと同じコンペで採択された「旅する大八車と小さなパレード」もコラボ参加。大八車で地元の酒やドリンクを販売(写真:吉澤咲子)
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