「メガソーラービジネス」2021年3月26日付の記事より

市が直営のメガソーラー

 長崎市北西に位置する三京町は、東シナ海に面した丘陵地帯で南向き斜面が多く、道沿いや林間などに複数の太陽光発電所が稼働している。出力約1MWの「ながさきソーラーネット〔メガ〕三京発電所(三京メガソーラー)」もその1つで、2014年3月から長崎市がリース方式により直営で建設・運営している(図1)。

図1●出力約1MWの「三京メガソーラー」
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 固定価格買取制度(FIT)スタートにより全国の市町村が、自治体の所有する遊休地などへの太陽光発電所の建設に乗り出したが、そのほとんどは民間の発電事業者に土地を賃貸しする形だった。長崎市のように市が自ら直営で太陽光発電事業に乗り出したケースは全国でも珍しい(図2)。

図2●長崎市が直営で建設・運営している
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 加えて長崎市は、今年2月から、この「三京メガソーラー」と、市の運営する2カ所のごみ発電による電力を、市庁舎と市立小中学校の合計157もの施設に供給する、いわゆる「エネルギーの地産地消」を開始した。