年間約1000万円の収益

 長崎市は、FIT開始以降、「三京メガソーラー」のほか、小中学校など20カ所の公共施設に合計約151kWの屋根上太陽光を設置して、売電してきたほか、市民エネルギーファンドとの連携を通じて再エネの設置を推進してきた。

 最大規模になる「三京メガソーラー」は、市営の一般廃棄物最終処理場(三京クリーンランド埋立処分場)内の遊休地を活用したもので、太陽光の設置容量1.155MW、連系出力1MWに達する。売電単価は36円/kWhで、九電工がEPC(設計・調達・施工)とO&M(運営・保守)サービスを担当し、太陽光パネルは東芝製(250W/枚)、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(500kW機/台)を採用した。キューコーリース(福岡市)と15年間のリース契約を結んだ(図4)。

図4●長崎市の遊休地を利用した。太陽光パネルは東芝製、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した
(出所:日経BP)
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 年間で約127万kWhの発電量を見込み、これによる売電収入は約4500万円となる。一方、リース料は年間で約3700万円なので、年間で約1000万円の収益が見込める。稼働以来、運転は順調で、市では収益を一般予算とは別会計とし、脱炭素の街づくりなど地域活性化に資するプロジェクトに活用することにしている(図5)。

図5●「三京メガソーラー」の発電量グラフ
(出所:長崎市)
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