環境教育の拠点にも

 「エコアくまもと」を訪れると、埋め立て地を囲む覆蓋施設の西側には、雨水の溜まった池があり、その周囲は散策路になっている。約11万5000m2の敷地全体のうち、埋め立て面積は約3万1000m2に過ぎず、残りの多くは、自然環境エリアとして水鳥や昆虫など水辺観察のために適するように整備し、「廃棄物と教育に関する環境拠点」を目指している(図4)。

図4●自然観察エリアでは水生生物などを観察できる
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 この自然環境エリアの南側の端に、見学用の見晴らし台があり、覆蓋施設の上に設置した「熊本いいくに県民発電所」を見学できる。見晴らし台には、現時点の出力と今年度の合計発電量、そして、それによるCO2排出削減量が掲示されている(図5)。

図5●屋根上メガソーラーのための見晴らし台
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 周辺の学校からの見学と環境教育を積極的に受け入れており、埋め立てに関連した設備とともに、水辺の自然観察、そして、屋根上メガソーラーが見学できるようになっている(図6)。

図6●見晴らし台から見た「熊本いいくに県民発電所」
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 実は、熊本県環境整備事業団は、屋根上をメガソーラー発電事業者に賃貸しするとともに、水処理施設を設置した建物の上に、30kWの太陽光発電パネルを導入し、こちらは「エコアくまもと」の設備として、全量を自家消費している。

 覆蓋施設の上にあるメガソーラーのパネルは近くで見られないが、水処理棟の太陽光発電のパネルは、施設見学のコースのなかで、間近から見ることができる(図7)。

図7●水処理棟の上に設置した自家消費型太陽光の一部
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]