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メガソーラー稼働を機に「限界集落」に活気

特産大豆「八天狗」を売り出し、地域をブランド化

金子憲治=日経BP総研 クリーンテック研究所【2017.6.9】

「メガソーラービジネス」2017年5月3日付の記事より

「幻の在来大豆」を渋谷でアピール

 JR山手線・渋谷駅東口に直結する商業施設「渋谷ヒカリエ」は、百貨店やミュージカル劇場のほか、時代の先端を行く商店が軒を連ねる。8階にある「d47食堂」は、47都道府県のグルメ食材を使った地域色の強い定食を提供している。

 今年1月17日から2月15日まで、同店では、期間限定の特別メニューとして、「八天狗定食」を提供し、人気を集めた(図1)。「八天狗」と呼ばれる熊本県産の大豆をふんだんに使った郷土料理で、「座禅豆(ざぜまめ)」と呼ばれる砂糖と醤油で甘辛く煮た料理や、地鶏を使った鶏汁、納豆、野草のノビルの酢味噌和えなどで1550円。納豆と和えモノの味噌も八天狗で作ったものだ。

図1●「八天狗定食」
「八天狗」に蓋を被せた器が納豆(出所:テイクエナジーコーポレーション)
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 「八天狗」とは、熊本県山都町の水増(みずまさり)集落などで受け継がれてきた在来種大豆。種皮のうち、「へそ」の部分が黒いのが特徴で、座禅豆などに加工すると、深みのある独特の味わいがある。水増集落では、自家用として昔から栽培され、地元農家では食卓の定番になってきた(図2)。

図2●八天狗を使った座禅豆
(出所:テイクエナジーコーポレーション)
[画像のクリックで拡大表示]

 「八天狗」の名称の由来は、修験道とのつながりが考えられるという。天狗のなかでも「八天狗」は最も神に近い神通力を持つとされ、修験道の人たちが力を得るためにこの豆を育てて座禅豆にして食したのではないか、という。

 この「幻の在来大豆」が、東京・渋谷の飲食店で供され、初めてその存在を大消費地にアピールした。そのきっかけとなったのは、2014年5月に水増集落で運転を始めた出力2MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「水増ソーラーパーク」だった。

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