図書館空間の魅力で集客

 指定管理者のコンソーシアム構成企業として図書館の管理・運営にあたるヴィアックス(東京都中野区)の図書館事業本部都城営業所で所長を務める中川学氏も、「成功の要因の第一は空間の魅力。居心地の良い空間を提供できている点が大きい」と評価する。

図書館吹き抜け部分の1階。右手に積み上げられた木製の箱は、マルシェの木箱をモチーフに製作された木箱架。この図書館では書架として多用されている(写真:茂木俊輔)
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図書館2階の雑誌エリア「MAGAZINE WALL」。所蔵する約160タイトルの雑誌が壁一面にずらりと並ぶ(写真:茂木俊輔)
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 「モデルは、カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が指定管理者として運営に乗り出し話題になった佐賀県武雄市の図書館」。市商工観光部商工政策課中心市街地活性化室副主幹の小牧誠氏は言い切る。

 だだし、発注方法は市独自で工夫した。人を引き付ける居心地の良さを、一民間企業への特命発注ではない別の形で実現したいと考えたからだ。空間の質を担保するため、都城市では事業者への発注範囲に一工夫をしている。「図書館備品調達等業務」を、指定管理者としての管理・運営業務や1階に併設するカフェの運営業務と一体化した独自の方式を採用したのだ。