市と民間事業者5社で高架下活用の協定

 泉大津市はMONTO PARKとOZU ROOFの活用に向けて、2020年2月20日、南海電鉄、ドリーム・ジーピー(大阪市浪速区)、屋根裏(大阪市浪速区)、田村駒(大阪市中央区)、ファイテン(京都市伏見区)の5社と協定を結んだ。

アーキペラゴが建ち並ぶOZU ROOFの様子。アーキペラゴは大きさが世界共通のコンテナ規格と同じで、輸送しやすいという。泉大津駅からMONTO PARK、OZU ROOFまでは、高架下に沿って徒歩5分ほどだ(写真:日経BP)
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アーキペラゴが建ち並ぶOZU ROOFの様子。アーキペラゴは大きさが世界共通のコンテナ規格と同じで、輸送しやすいという。泉大津駅からMONTO PARK、OZU ROOFまでは、高架下に沿って徒歩5分ほどだ(写真:日経BP)
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アーキペラゴが建ち並ぶOZU ROOFの様子。アーキペラゴは大きさが世界共通のコンテナ規格と同じで、輸送しやすいという。泉大津駅からMONTO PARK、OZU ROOFまでは、高架下に沿って徒歩5分ほどだ(写真:日経BP)
OZU ROOFに入居した「My Foot station 泉大津店」による、子供向け「あしゆびプロジェクト」の啓発イベントの様子(写真提供:ドリーム・ジーピー)
OZU ROOFに入居した「My Foot station 泉大津店」による、子供向け「あしゆびプロジェクト」の啓発イベントの様子(写真提供:ドリーム・ジーピー)
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 ドリーム・ジーピーは足型を3次元計測し、計測データに基づいて作製した靴やインソールなどの商品を販売する事業者。OZU ROOFに設置されたアーキペラゴ3棟を使って「My Foot Station 泉大津店」を開く。

 屋根裏はOZU ROOFに設置されたアーキペラゴの開発元。アーキペラゴ2棟を使って、体験宿泊も可能なショールームを開設する。ファイテンは、このショールームに「アクアチタン」と呼ぶ独自開発の素材や、フットマッサージ器「ソラーチ」を提供する。繊維商社の田村駒は、ショールームの開設と運営を支援する。。

 ドリーム・ジーピー代表取締役の荒山元秀氏は、泉大津市での事業展開に意気盛んだ。「われわれは15年前から足の研究に取り組んできた。泉大津は、市長が旗振り役になって実証実験フィールドを提供しているのが他の都市にない特徴で、行政ではなかなか実現できないようなことも可能になった。例えば、幼稚園で子供たちの足型を計測することができ、研究に役立った。今後は、市民の足型の3次元計測データが市の健康管理データベースに蓄積されていく。そのビッグデータをAIで解析し、解析結果を官民連携で市民の健康増進のために活用していきたい」。

ドリーム・ジーピーの荒山元秀社長。「泉大津のサステナブルな都市づくりに社を挙げて協力したい」と語る(写真:赤坂 麻実)
ドリーム・ジーピーの荒山元秀社長。「泉大津のサステナブルな都市づくりに社を挙げて協力したい」と語る(写真:赤坂 麻実)
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 同社は現在、ユーザー自身の操作で足型の3次元計測が行える装置を開発中だ。今回の高架下施設への導入を目指しており、その後は、泉大津駅前に移設される新図書館など、人が集まる市内の各所に設置を進める考えだ。

 荒山社長は「これによって、気が向いたときにいつでも足を計測できる街が実現する。当社では計測データがあれば、AIによる自動設計のインソールが30分で完成する。これまで靴はメーカーが大量に生産し、大量に販売するのが当たり前だったが、今後は一人ひとりの足に合わせて靴を作るカスタマー・トゥ・マニュファクチャーの形に変わっていくはずだ」と意気込む。