富士吉田市で起こったこと
2007.12 慶応義塾大学と山梨県、富士吉田市が地域活性に関する包括協定を締結。大学の研究チームがさまざまな視点から調査を実施して市へ提言。行政はそれらをもとにした施策を立ち上げる
2012.06 滝口伸一氏が、東京からUターン。ビジネス交流会で齊藤智彦氏、赤松智志氏と出会う
2013.04 慶応大チームの提案を基に、富士吉田市が富士吉田みんなの貯金箱財団と富士吉田地域おこし協力隊を設立・導入。齊藤氏が貯金箱財団、赤松氏が協力隊の初期メンバーとして富士吉田市へ移住する
2013.05 齊藤氏と赤松氏が市内の空き家・空き店舗の再生・活用を検討しているとき、たまたま参加した地域のイベントで滝口氏と再会。滝口氏に建築のプロとしての協力を要請
2013.08 滝口氏と齊藤氏が市の主催する「地域イノベーター塾」で活動拠点づくりの講師を務める
2013.09 空き家をリノベーションして県外からの移住者などに貸す「アキナイプロジェクト」の第1弾として、市内のハモニカ横丁の工事に着手。同プロジェクトのパートナー工務店として滝口建築が耐震補強などを請け負う
2014.10 貯金箱財団や商工会議所などが中心となり、富士吉田地域デザインコンペティションを開催
2014.11 滝口氏が空き家を改修し、滝口建築の新事業としてコミュニティーカフェ「リトルロボット」を開業(1)~(3)。こども食堂や認知症カフェを開催。物件はアキナイプロジェクトに紹介してもらった
2015.02 地域デザインコンペの旧製氷工場をリノベーションする部門で、中川宏文氏らの東京理科大学チームが最優秀賞を受賞。コンペの応募総数は307件
2015.03 貯金箱財団が主導し、空きスナック街再生事業「新世界通り復活プロジェクト」をスタート。貯金箱財団、協力隊や滝口氏が地元の高校生や商工会議所などを巻き込み、空き店舗の大掃除大会を実施(5)
2015.07 赤松氏が協力隊任期終了後の事業として、ゲストハウス「SARUYA」を開業。建物は、築100年近い木造2階建てを改修した。耐震補強工事を滝口建築が手がけた
2015.08 貯金箱財団、協力隊や滝口氏、地元の人たちが一緒になり改装前に「新世界通り復活祭」を実施。2000人以上の住民が集まり、復活の機運が高まった
2015.10 滝口建築が製氷工場の改修工事に着工(4)。泊まり込みで手伝った中川氏は、大学院修了後、地域おこし協力隊として富士吉田市に移住
2015.12 滝口建築が新世界通りの空き店舗を「新世界まるさんかくしかく」に改装する工事に着手
2016.02 貯金箱財団らが出資し合同会社「新世界通り」を設立。同社が飲食店3店舗からなる「新世界まるさんかくしかく」を開業
2017.06 滝口建築と協力隊が、東京理科大学、日本女子大学との共同研究として「おためしサテライトオフィス」の整備を構想
(1)リトルロボット店内の壁のホワイトボードには、来店者たちが綴ったメッセージが残されていた(左)。ライフスタイル提案のひとつとしてオーガニック食材を販売している(右)(写真:三上 美絵)
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(2)こども食堂や認知症カフェ、コンサートなど多彩な催しを定期的に開催している。写真は親子を対象としたイベントの様子(写真:滝口建築)
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(3)リトルロボットの開業にあたり、築100年近くたった長屋を改装した。工事には滝口氏の母校である県立富士北稜高校の生徒たちも参加(写真:滝口建築)
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(4)製氷工場だった建物を事務所と保育所にコンバージョンした。設計は、地域デザインコンペで優勝した東京理科大学チームの中川氏ら、施工は滝口建築が担当。現在、2階の事務所部分には貯金箱財団が入居している(写真:三上 美絵)
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(5)廃墟同然だった新世界通りのスナック(右)を、市民ボランティアを巻き込んで改修。着工前の「大掃除大会」には総勢60人が集まった(左)(写真:富士吉田みんなの貯金箱財団)
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目次

<訂正>静岡県富士吉田市を山梨県富士吉田市に訂正しました。(2017年7月12日午前12時30分)