隣では現在でもヘリポートが稼働しているなど、航空関連の設備が多いことで、落雷による被害が抑えられていると推測している。避雷針などが多く、直撃雷を防ぐ効果につながっている可能性がある。

 それでも、稼働した初年度に、直撃雷の被害を受けた。この時には、太陽光パネルが約40枚損傷し、周辺の一帯が焼け焦げた状態になった。

 もともとPCSなどの機器には、避雷器(SPD)を通常よりも多く設置している。これにより、誘導雷による損傷は防げているという。

 海に近いことから、金属の資材や部品の腐食にも念入りに対処している(図4)。

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図4●サビには適宜対処している
図4●サビには適宜対処している
(出所:Kクリーンエナジー)
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 通常よりも厚く高耐食めっきを施した鋼板を、架台や接続箱などの筐体に採用している。それでも端部の切り口などは比較的、サビやすいので、巡視点検時に見つけると、サビを削り落として防錆材を塗り直すといった対応をしている。

 発電量に影響する劣化ではないだけに、サビを放置する発電所もあるが、こうした早めの対応を積み重ねていくことが大きな不具合を防ぐことになるという。こうした予防保全の考え方は、オリックスの志向にも合致するもので、九電工によるO&Mを評価する1つの事例という。