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道の駅「どまんなか たぬま」(栃木県佐野市)

駐車場屋根と防災拠点を兼ねるソーラーカーポート

売電に加え、環境、快適、防災の“一石四鳥”を追う太陽光発電所

金子憲治=日経BPクリーンテック研究所【2016.10.24】

「メガソーラービジネス」2016年9月28日付の記事より

 残された太陽光発電所のフロンティアとして、屋外駐車場の屋根が注目されている。新たな造成をせずに、平坦で日当たりの良い立地が手に入る上に、ビルなど需要設備と隣接しているため、系統連系が容易で、将来的に自家消費モデルも選択できる。

 駐車場の屋根として太陽光パネルを活用する「ソーラーカーポート」は、CO2削減という環境性に加え、駐車場を利用するドライバーにとっては、日除けや雨避けになり、快適性が向上する。加えて、災害時の防災拠点としての機能を評価する動きが出てきた。

全国初、道の駅にメガソーラー

 栃木県佐野市・田沼地区は日本列島の「真ん中」にある。日本列島の東西南北の基準点を線で結ぶと、その線が交わる中心点が田沼地区(旧田沼町)の上になる。同地区にある道の駅を「どまんなか たぬま」と名付けたのは、こうした立地に由来する。

 今年8月29日、道の駅「どまんなか たぬま」のホールで、「地域防災拠点完成記念祝賀会」が開かれた。完成した「地域防災拠点」とは、道の駅北側の屋外駐車場に設置したカーポート型のメガソーラー(大規模太陽光発電所)だ(図1)。

図1●道の駅「どまんなか たぬま」に設置したソーラーカーポート(出所:どまんなか たぬま)
[画像のクリックで拡大表示]

 佐野市のほか、佐野市農業協同組合、佐野市あそ商工会、みかも森林組合などが出資する第3セクター、どまんなか たぬま(栃木県佐野市)が建設した。平常時は太陽光による売電事業として運用し、災害時には防災拠点として活用する。道の駅が大規模なカーポート型太陽光を設置したのは全国で初めてという。

 道の駅の北側にあった約5000m2の屋外駐車場を屋根付きに改装するとともに、屋根上に太陽光パネルを設置した。駐車スペースは350台分で、出力は約1.1MWになる。鉄骨柱に折板屋根を取り付け、その上にパネルを固定した。

 基礎は、地中1mの深さに鉄筋コンクリートで固定した。4本の柱の間に縦横2台、計4台の駐車スペースを確保した。

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