木製架台に「割れ」が多発

 一方、架台に関しては、すでに一部のタイプに不具合などが現れている。

 追尾式太陽光発電システム(4台・合計22.5kW)は、可動部分があるだけに不具合が起きやすいという。今年7月末に見学した時にも、追尾システムが故障し、太陽の動きを追わずに1日中、水平のままになっていた。太陽の動きを感知するセンサーが故障しているのが原因とみられ、メーカーに修理を依頼中という(図8)。

図8●追尾式架台システムは故障して、常に水平のままだった
図8●追尾式架台システムは故障して、常に水平のままだった
(出所:日経BP)
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 木製の固定式架台では、腐食の兆候はないものの、多数の割れが起きている。稼働して3年目ぐらいから目立ち始め、架台メーカーに依頼し、すき間を補修剤で埋めたという。割れは、柱と梁の両方で広範に起きており、補修部分は、10カ所以上に及ぶ。

 今のところ、割れは、すべて木の繊維に沿ったもので、強度上、すぐに問題があるものではないという。乾燥により木材が収縮したために生じたと見られる(図9)(図10)。

図9●木製架台の割れを補修した
図9●木製架台の割れを補修した
(出所:日経BP)
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図10●乾燥による収縮が原因と見られる
図10●乾燥による収縮が原因と見られる
(出所:日経BP)
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 「福島空港メガソーラー」で設置した木製架台は、地域産業の活性化にも配慮し、国内の林業から排出された間伐材を活用した。割れが発生したのは、間伐後の生木を建材に加工する際、乾燥工程が不十分だったのが原因ではないかという。十分に乾燥させた建材を使った木製架台であれば、こうした割れは起きにくいだろうという。