農業水利施設などを整備

 「攻めの農業」では、SPC出資者の3者が地域での新たなチャレンジに関してヒアリングなどを経て協議しながら、毎年、支援する還元事業を選定する仕組みだ。場合によっては、3者自体も積極的に関与しつつ、連携して取り組んでいるという。還元する額は、毎年、500万~600万円になるという。

 「守りの農業」で、どんな農業インフラを整備していくかは、2つの土地改良区に委ねている。これまでに、農業水利施設など維持管理事業などに助成してきた。具体的には、洪水調整池の草刈り・伐採や法面の整備、分水工減圧弁のオーバーホール、農地周囲の準排水幹線路の浚渫などだ。

 こうした地道な農業インフラの改善は、農業生産性の向上につながるとともに、極端気象が増える中、自然災害による被害を抑制する効果も大きい(図6、図7)。

図6●農地周囲の準排水幹線路の整備例(工事前)
(出所:合志市)
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図7●農地周囲の準排水幹線路の整備例(竣工後)
(出所:合志市)
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