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下水処理場が「太陽光+バイオマス発電所」に

「下水汚泥+し尿+生ごみ」を発酵させガスエンジン燃料を製造、豊橋市PFI

金子憲治=日経BPクリーンテック研究所【2017.12.28】

セメントミルクで地盤改良

 メガソーラー事業については、バイオマス発電事業に先行し、今年2月に完工し、売電を開始した。バイオマス発電とは独立採算となるため、別のSPCを設立した。JFEテクノスと東京センチュリーの出資したT&Jパワープラントで、同SPCが中部電力に売電する。

 EPC(設計・調達・施工)とO&MサービスはJFEテクノスが担っている。太陽光パネルはハンファQセルズ製、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した(図5)(図6)。

図5●太陽光パネルはハンファQセルズ製を採用
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]
図6●PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 バイオマス活用に関連する設備を配置し、残った未利用地・約3万800m2に太陽光パネルとPCS、連系設備を設置した。パネルの設置枚数を増やすため、設置角を10度まで寝かして影の影響を減らし、9328枚を並べた。結果的に、連系出力1.995MWに対し、パネル容量2.472MWとなり、過積載率を1.2倍に高め、独立したメガソーラー事業としても適正な投資収益性を確保できた。

 ただ、地震の多い東海地方にあり、河口に面した沿岸域に位置するため、塩害に加え、大地震に伴う津波のリスクがあった。

 メガソーラーのあるエリアは、20年以上前、養鰻池があり、建設・土木残土などで埋め立て、盛り土したため、周囲よりやや高くなっている。加えて、アレイ(パネル設置単位)最低部と地面との設置高は1.5mを確保して、津波による浸水に備えた。

 架台を支える基礎は杭方式だが、単なる打ち込み工法でなく、杭の周囲を中堀してセメントミルクを注入して地盤改良し、地耐力を高めた。加えて、杭先端に拡翼部のあるタイプを採用することで、強風による引張り荷重への強度を高めた(図7)。

図7●杭基礎の周囲をセメントミルクで土壌改良した
(出所:日経BP)
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 今年2月の運転開始から、10月まで順調に稼働しており、発電量は1年目の想定値に比べ、10%以上、上振れしているという。

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