社会実験の実施場所と実施時の交通規制・荷捌きのルール(資料:大阪市)
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前回(2016年)の社会実験の様子(「なんばひろば改造計画」ウェブサイトより)

 大阪市はなんば駅周辺の道路空間再編「なんばひろば改造計画」の社会実験を2月上旬頃に行う。2020年12月23日に発表した。2016年に実施した社会実験(関連サイト)に続き、交通荷さばきの運用や安全性、歩行者空間の利活用を検証する。

 現状のなんば駅前は、タクシープールや車道が大部分を占めており、歩行者のための空間が足りないのが課題だ。そこで、地元団体や大阪市はこれまで、“車中心の空間から人中心の空間”への転換を目指して検討を重ね、2017年に「なんば駅周辺道路空間の再編に係る基本計画」をまとめた。

 16年11月に3日間行った社会実験では、交通規制とタクシープールの一時移設を行い、駅前にカフェや休憩スペース、観光案内所を設置、日替わりでイベントを開催した。3日間でのべ8.7万人の来場を記録、アンケート749票を集めている。アンケート回答者の9割が道路の歩行者空間化を「とてもよい・よい」と評価した。

 16年の社会実験では、なんば駅前から南に延びる「なんさん通り」を一方通行にしたが、2月に予定する社会実験では、乗用車の24時間通行禁止を計画している。貨物車両のみ、時間帯による規制を行う。

 実施の日程や検証項目については改めて公表する。新型コロナウイルスの感染状況によっては、延期または中止の可能性もある。