むいかいち温泉ゆ・ら・ら
むいかいち温泉ゆ・ら・ら
(出所:備前グリーンエネルギー)
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カーポートに設置した太陽光パネル
カーポートに設置した太陽光パネル
(出所:備前グリーンエネルギー)
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カーポートに設置した太陽光パネル
カーポートに設置した太陽光パネル
(出所:備前グリーンエネルギー)
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ニチコン製のリチウムイオン蓄電池
ニチコン製のリチウムイオン蓄電池
(出所:備前グリーンエネルギー)
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「メガソーラービジネス」2022年1月11日付の記事より

 備前グリーンエネルギー(岡山県備前市)は1月6日、同社を含む3社で構成されるビルダーグループが、島根県吉賀町が所有する温泉宿泊施設「むいかいち温泉ゆ・ら・ら」をレジリエンス強化型のZEB(ネットゼロ・エネルギー・ビル)に改修したと発表した。今後、3年間でZEBの省エネ性能を最大化するため、検証しつつ最終調整していくという。

 「むいかいち温泉ゆ・ら・ら」は、地域住民の健康増進と交流促進の場として、2000年に竣工した。また、町の中心に位置する避難場所でもあり、災害時に避難者を受け入れるだけでなく、炊き出し、物資配布、情報共有など多様な用途に対応できる施設であることが求められている。

 今回の改修工事では、出力5.2kWのパナソニック製太陽光パネルと容量12kWhのニチコン製リチウムイオン蓄電池システムを備え、台風や豪雨などで系統電力が停電した際にも電気を使用できるようにした。太陽光パネルは、カーポートの屋根上に設置した。

 このほかにも、老朽化している空調・換気・給湯・照明設備を最新の高効率機器に更新し、Low-E複層ガラスを導入した。これらの改修により一次エネルギー削減率51%を実現し、ZEB Ready認証を取得した。鉄筋コンクリート造および鉄骨造、地上1階、地下1階。延べ面積は3837.26m2。2021年9月24日に工事を完了した。

 今回のビルダーグループは、同社とパナソニック建設エンジニアリング(東京都品川区)、中電工の3社で構成される。パナソニック建設エンジニアリングは事業全体の統括および建築工事を兼任、中電工は設計業務を担当する。備前グリーンエネルギーは、ZEBプランナーとして性能検証業務を担当し、今後はZEBの効果を検証していく。

 また、同グループでは、吉賀町の交流促進施設で避難場所にも指定されている「吉賀町ふれあい会館」のレジリエンス強化工事も請け負っている。太陽光パネルや蓄電池などを導入し、2021年度中に完成する予定。