栃木県日光市は、市が保有する日光総合会館の解体に伴う跡地活用について、サウンディング型市場調査を実施する。跡地では駐車場事業を行うほか、ホール・集会機能を中心とした複合施設の整備を構想している。今回の調査を通じて、民間事業者の参画の可能性や市場を把握し、公募に際しての諸条件の整理などについて情報収集を行う。

 2020年1月28日に参加希望者向けの現地見学会と説明会を開催する。申し込み締め切りは1月24日。その後、質問の受け付けと回答を行い、2月26日から3月6日にかけて民間事業者と対話形式で調査を実施する。調査の参加申し込みは2月17日まで。

 日光東照宮の南西に位置する日光総合会館は、旧日光市の観光・経済・文化芸術活動の向上と市民福祉の増進を図り、市政の発展に寄与することを目的として、1972年度に建設された。ホール棟と会議棟が一体化した建物で、敷地内には市営西表参道第2・第3駐車場が含まれる。敷地面積は7900m2。市は、老朽化などの理由によって会館を廃止し、解体する予定だ。

日光総合会館(西参道第2・第3駐車場含む)の敷地の概要(資料:日光市)
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「日光総合会館」の現況(写真:日光市)
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 西参道駐車場の利用台数は第1・第2・第3を合わせて2018年度で11万4250台。日光総合会館の利用率は08~18年の平均で43.9%で、大ホール、大会議室ともに、200人以内の利用が8~9割を占めた。

 跡地活用については、関係者らによる「日光総合会館検討専門部会」がまとめた提言書をベースとして検討する。提言書では、新たに整備する複合施設の規模について、200人程度が利用できる規模を基本としながら、可動・可変で多用途・多目的に活用できる汎用性の高い施設とするよう要望。立地や景観を生かし、周辺地域の活性化につながるような付帯機能を同一建物内で実現できることも求めている。

 また、日光総合会館と西参道第1・第2・第3駐車場は現在、国道を挟んだJR日光駅前駐車場も加えて一体的に指定管理者が運営・維持管理業務を行っている。このような敷地外の駐車場と一体での指定管理が可能かについても、市では意見を聞きたい意向だ。