新潟県三条市は、道路・公園・水路などインフラの維持管理業務を包括的に委託する「社会資本に係る包括的維持管理業務委託」について、民間事業者を公募型プロポーザルで選定する。参加表明は1月28日まで(質問受付は1月21日まで)、技術提案書の提出は2月18日までで、2月21日にヒアリングを実施。2月下旬に結果を通知し、3月上旬に業務委託契約を結ぶ予定だ。

 対象地域は市街地の嵐北地区と中山間地の下田地区で、予定事業費の上限はそれぞれ7億3787万円、1億7726万円(税込み)。いずれも履行期間は2019年4月〜14年3月の5年間だ。業務内容は計画準備、全体マネジメント、市民窓口、巡回、道路・公園・水路などの維持管理と次期事業者への引き継ぎを含む。

[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
嵐北地区の事業対象区域図(道路網図)と対象インフラ(資料:三条市)
[画像のクリックで拡大表示]
[画像のクリックで拡大表示]
下田地区の事業対象区域図(道路網図)と対象インフラ

 三条市では昭和50年代に集中的に整備された道路、橋梁などの老朽化が見込まれ、維持管理とその財源に課題がある。また、担い手である建設業者の衰退も懸念されている。そこで同市は、2017年度から2年間、嵐北地区の一部地域を対象に包括的民間委託を試行している。今回の募集では、対象区域、契約期間、業務内容を拡大。さらに、市全域への拡大を視野に、嵐北地区とは特性の異なる中山間地・下田地区を対象区域に加えた。

 技術提案書では、両地区共通のテーマとして「住民や他業者からの認知・理解向上、地域と良好な関係を構築するための方策」を求める。また、嵐北地区では「今回追加された点検業務に対する知識の取得・蓄積、迅速かつ効率的な維持管理体制を構築するための方策」を、下田地区では「広域なエリアを管理するにあたり、安全性を確保するために、事象の早期発見や迅速対応を可能とするための方策」を2つめのテーマに挙げている。