大大阪府は、りんくうタウンにある府営りんくう公園のうち、現在、未整備となっている公園予定地、シーサイド緑地中地区について、サウンディング型市場調査を実施する。実施時期は3月下旬から4月上旬。調査に先立ち、1月27日に現地見学会を開催する(申し込みは1月25日12時まで)。

対象地域の位置図(資料:大阪府)
対象地域の位置図(資料:大阪府)
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 府営りんくう公園の周辺では、2019年12月に泉佐野市で関空アイスアリーナを中心とするりんくうアイスパークが開業したほか、2020年度には民間活力を導入した泉南市営泉南りんくう公園が開業するなど、にぎわい施設の集積が進んでいる。そのような状況下、府は公園予定地であるシーサイド緑地中地区において、民間活力による新たな公園整備を検討する考えだ。整備後は、府営りんくう公園の一部として開設を予定する。

対象地区詳細図(資料:大阪府)
対象地区詳細図(資料:大阪府)
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 シーサイド緑地中地区の整備方針は、「公園と海、まちをつなぎ賑わいと交流を創出」をテーマに、水辺の景観、フラットな地形や地域資源を活用した同地区ならではの楽しみ方ができる空間を創出するとともに、南北の公園エリアや周辺施設との連携による回遊性を向上させる整備を行うというもの。

 今回のサウンディング調査ではこの整備方針に沿って、民活施設および園地の整備に関わるハード面の整備事業と、ソフト事業の両方について提案を求める。民活施設は、事業者自らが設置、管理運営する施設で、都市公園法上の「公園施設」の中から自由に提案する。事業期間は最長20年間。5年間や10年間など比較的短期間の提案でもかまわない。園地は、事業者が整備・管理運営するもので、一般の公園利用者が自由に、無料で利用できる園路や広場、芝生やベンチなどの整備を提案する。府に納付する公園使用料は、民活施設は1m2あたり年額1100円、園地部分は、一般の公園利用者が自由に利用できることを前提に、無料にすることを検討する予定だ。

 ソフト事業は、立地特性を生かして公園の魅力向上に資するイベントなどを提案する。府営りんくう公園の既設部分や、隣接する泉南りんくう公園との連携方策、近隣漁港やヨットハーバーなど周辺施設と連携した取組についても提案を求めている。

 提案資料の提出期限は3月14日。所定の参加申込書と提案概要書、および自由な様式による事業計画提案書を電子メールで提出する。提案書類では、事業内容、事業期間、集客計画、是内計画図、施設平面図、立面図、事業収支計画書などを明らかにする。事業計画提案書は、様式は問わないが、想定する事業の概要、規模、管理運営などに関する事項について、可能な限り具体的な提案資料とする。3月下旬から4月上旬頃にヒアリングを実施後、5月頃に調査結果の概要を公表する予定だ。